切り取られた日常の、なんでもない愛しさを

特別なことが起きるわけではない。
毎日はなんとなくすぎていって、なんとなく楽しくて、なんとなく泣きたくなる。

そんな中にひとカケラ、忘れられないような出来事がある。

高校時代の、そんな宝石みたいな日常が、丁寧な筆致でやさしく紡がれてます。
季節の描写が、風景の描写がとくに美しい。

いろんなカケラを読めることを楽しみにしています。

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