思いで戦争…中編

用語解説


ソサエティ:普通、マジック・キングダムのロシズソサエティの略称りゃくしょう。それはプレーヤーれき以前、魔法王国まほうおうこく王家おうけ掌握しょうあくした研究所けんきゅうじょの名前。王国がほろびた後、魔法の研究所はつづけて、プレーヤーの中で文芸復興ぶんげいふっこうげた。魔法を大好だいすきな冒険者ぼうけんしゃが、ソサエティとかかわらないものはほぼいないだろう。


アカデミー:普通、ワイズマンズアカデミーの略称。伝説でんせつのNPC科学者かがくしゃ、ワイズマンが設立せつりした施設しせつ。プレーヤー歴以後、ワイズマンは施設をのこし、姿をした。その後アカデミーの設備せつび権限けんげんは全部プレーヤーのちた。アカデミーでは、現実世界げんじつせかい学位がくい獲得かくとくすることもある。


大魔法使だいまほうつかい:違う魔法系統まほうけいとう上位魔法じょういまほうを三つ以上習得しゅうとくし、JMS(ジャーナル・オブ・マジックソサイエティ)で発表はっぴょうした論文ろんぶんが3へん以上ランクSの評価ひょうかを得る者が大魔法使いの称号しょうご申請しんせいできる。ロシズソサエティは特別評議会を結成けっせいし、申請者しんせいしゃ面接めんせつを行う。チャンスは一度いちどのみ、クリアした申請者だけは大魔法使いのマントをさずける。


連携魔法れんけいまほう参加者さんかしゃ2人から5人の大規模魔法だいきぼまほう。それぞれの参加者が、魔法構図まほうこうずでの貢献こうけんが15%をえないと、連携魔法は成立せいりつしない。連携魔法が成立した場合、参加者のMP総量そうりょうによってボーナスが得られる。


内容をお楽しみに



「俺の声をいてください!野戦やせんの基本中の基本きほん無勢ぶぜいの悪魔を見つけて奇襲きしゅうけ、一気いっき殲滅せんめつすることです。ジョアンナの経験けいけんが俺たちをみちびき、悪魔をたおした!これは見事みごと初勝利はつしょうり、決して卑怯ひきょうおこないなんかじゃありません!」

だまれ、この詭弁者きべんしゃ正々堂々せいせいどうどう勝負しょうぶなさい!」

おそれないで、ルナティ、あなたは世界を再認識さいにんしきする必要ひつようがあります」

野戦やせんには正々堂々がありません!悪魔がしたことも数値頼すうちたよりの力押ちからおしだけ…俺たちはただてる方法を一生懸命いっしょけんめい探していただけなんです!」


だめだ!俺たちのただしさがつたわらない!悪魔こそがチートみの数値すうちたよった卑怯者ひきょうもの集団しゅうだんだというのに!


「いいわ、ルナテッ、よく分かった。てめえの実力じつりょくはこんなもんだろうよ…まだいるのかしら?遠征えんせい醜態しゅうたいを全部さらしなさいな」

「ルナティ、私はこの行為こういみとめません、退場たいじょうさせていただきます。必ずまた会えましょう」

「プリネアさん……」

必要ひつようはありませんよ、ルナティ。かならずあなたをすくって見せますから」


まだだ!俺はまだ溶岩悪魔ようがんあくましょうのこっている、俺の真価しんか具現化ぐげんかする英雄えいゆう一節いっせつ…絶対誤解ごかいいて見せる!


「俺はまだあきらめていません、ユーラシア。船にった時、頭が悪魔とのたたかいが一杯いっぱいで、百回ひゃっかい千回せんかい戦場せんじょうのことを脳内のうないシミュレーションして、だから戦局せんきょくめる一撃いちげきてるのです…次は本番ほんばん!俺は絶体絶命ぜったいぜつめい逆境ぎゃっきょうで悪魔の兵士長へいしちょう溶岩悪魔ようがんあくま物語ものがたり。それを聞いて、俺は大英雄だいえいゆうたまごであることをみとめてくださいね」

「言ったはずよ、ルナテッ、あなたの生意気なまいき態度たいどを気に入らないって」


「あそこは本物ほんもの戦場せんじょうだった、やつはな灼熱しゃくねつのエネルギーウェィヴが何度なんども頭の上にとおけ…俺たちは奴以外の戦闘せんとうと人をかまうはずがなく、ひたすらつづけた。本当にからうろこちるほどの初戦しょせんだった…それまでずっとなまものとかモンスターとかと戦って、魔獣まじゅうとの勝負しょうぶ一回いっかいきり、本当にはじめてなんです!人の心をふるわせ魔法がこんなに一杯いっぱいで……以前いぜんの戦闘とはくらものにはならない。悪魔の名に相応ふさわしいつよさ!うそ欠片かけらじりことなしの、つよさだ…あの日、俺は悪魔をった、彼らはかべ、俺の英雄へのみちちふさがるもの…そんな死地しちの中でも、ヒインとジョアンナは俺を信じてくれた。悪魔島のことを何も知らない俺の地図読ちずよみに最後さいごまで信じて、一緒いっしょ戦場せんじょうけたんだ!…溶岩悪魔ようがんあくま反応はんのう素早すばやい、俺たちが二体にたい羊悪魔ひつじあくまを倒した後すぐ魔法攻撃が来た!マグマ噴出ふんしゅつ並みの質量しつりょうが俺のそばとおけ、一瞬いっしゅん二兄弟にきょうだいんだ、彼らはまだ戦後せんご儀式中ぎしきちゅう、そのままおくれた…すごいエネルギー!空気くうきさえも沸騰ふっとうした感じがした。いえ、多分本当に沸騰した、これほどの魔法なんだ!その災厄さいやく並みの魔法をめたのは俺たちのジョアンナ!彼女はすごすぎる!神兵しんへいを持ってなくても英雄の実力じつりょくを持つ、俺は彼女のように戦いたい!彼女の魔法、アークシールドは地面じめんから大型おおがた岩板がんばんたせ、かべを作ってマグマをふせぐ。その岩石がんせき成分せいぶんかたい、マグマを受けても全然かない、赤い色のいわだった」


「ルナテッ、石をてるのは簡単かんたんにできることじゃないかしら?魔法はそういうものじゃないの?」

ちがいます、この世界の魔法は全然ぜんぜん違います、知識ちしきがないとたません。たとえば俺の得意魔法とくいまほうかぜ、あっ、今は銃使じゅうつかいだが、もとは魔法関係者まほうかんけいしゃです、後で職業しょくぎょうを変えた。風にもどりますね、風系統最初さいしょの魔法はそよ風、その一つだけ。大事だいじなのは風の知識ちしき研究けんきゅうして、新しい魔法を設計せっけいして、名付なづけは自分じぶんこのみで…こうして違う範囲はんい、違うつよさ、環境かんきょうへの影響えいきょう、環境からけた変化へんかの風魔法を習得しゅうとくします。もしもう一人風系統かぜけいとうの魔法関係者がいたとしても、そよ風以外に俺と共通きょうつうした魔法が全然ぜんぜんないかもしれない、二人の趣味しゅみがそれぞれだから…アークシールドの原理げんりからないが、その規模きぼの魔法にはソサエティーへ研究けんきゅうレポートを提出ていしゅつし、みとめた後はじめて使用可能しようかのうとなります、して簡単かんたんなことじゃありません」

気持きもわるいよ、ルナテッ。微風そよかぜ単語たんごわめいた後ずっとジロジロ私のソックスを見て、まさか微風そよかぜこし私のスカートをひらひらげたことを考えたわけじゃないよね」

「いいえ、ユーラシアのパンツには全然興味ぜんぜんきょうみありませんよ、ただ魔法のことを貴女につたえたいだけです」

「…ルナテッ、戦闘せんとうのできない私が君をころさないと思わないことね」

「いえ、ユーラシアに魅力みりょくがないと言っていません。ただ俺は下着したぎ興味きょうみゼロだけです。俺はハットを好きです、三角形さんかくけいの、えんが広いの、ちょうのリボンがついたの…大好だいすきです」

「ふん!変態のきらいはどうでもいい、とにかく変態決定へんたいけっていめっせなさい!!」

「すみません、まだここでたおれるわけにはいかないから…」

「……まあいいわ、いのちだけはゆるしてやろう…でも魔法のソサエティね、まるで科学のアカデミーみたいよね」

「そうですね、たしかに科学かがく精通せいつうした人は魔法の上達じょうたつ容易たやすくなります。でも、科学をまったく分からない人も大魔法使だいまほうつかいになれますよ。魔法は本当ほんとう色々いろいろ種類しゅるいがありますから、物質ぶっしつ原理げんりもとづいた魔法、世界のことわりがした魔法、信仰しんこうかかわる魔法、神の奇跡きせきそのもの……俺は魔法がいのりだと思います、真実しんじつから目をらさず行動こうどう誠意せいいしめす、神は祈りをこたえてくれる…その後こった奇跡きせきは魔法です。科学はただ真実の部分ぶぶんにあたりだけ、二元論にげんろんのように両者りょうしゃ関係かんけいめつけるのは無理むりだと思います」


あれっ?いつの間にかプリネアさんがそそいだお茶をした、しゃべぎたのか?


「タールもたようなことを話したわね…まあいいわ、つづきなさい。次はルナテッ惨死ざんししょう、そうでしょう?」


「いいえ、ルナテッ英雄の章のじょです。先までの物語ものがたりはジョアンナの華麗かれいな魔法が悪魔のマグマ噴射ふんしゃふせいだ、たった二つの魔法…そらくずける!それを見ただけで悪魔島に行く甲斐かいがあった、知らない世界が毎日魔法の花火はなびほこったのに、俺は無知むちな世界でんでいて、ずかしいです……俺たちはただげていたわけじゃない、奴を遠征軍の方向ほうこう誘導ゆうどうしていた、奴はけなかった!余程よほど自分の力に自信じしんあったみたいだ。引けないのなら反撃開始はんげきかいし狼煙のろしを上げたのはもちろんメインストライカーの俺!俺は見事みごとに奴の脳天のうてん大威力だいいりょくの弾を一発必中いっぱつひっちゅう!そしてライフルの銃口じゅうこう右下みぎしたへおろしあの敵の心臓しんぞうへと照準しょうじゅんりんとした立ち姿、ヒインとジョアンナは俺の後ろでそれぞれ好きなポーズを取ってトライアングルフォーメーションで見参けんざん!次の攻撃はジョアンナの使い魔、キツネMKII!MKIIの能力のうりょく地下ちかもぐ相手あいての足をねらってのかくらん攻撃、この攻撃は50%の確率かくりつで魔法の発動はつどう中断ちゅうだんすることができる、ジョアンナの防御ぼうぎょくわえて赤い奴の火力かりょく成功せいこうおさえた!こっちの攻撃は俺の60%以上の命中率めいちゅうりつ大威力だいいりょくを誇る射撃しゃげき、ヒインのイグナイト・ロックは何故なぜ命中めいちゅうしても奴にかない。でも大丈夫!ヒインは魔法の才女さいじょ、彼女はすぐ魔法レインボウ・コーティングを使って俺と連携れんけいし、弾にいろんな属性ぞくせい付与ふよし、攻撃力こうげきりょくアップ!ことは順調じゅんちょうすすんでいる、このままプレーヤーの増援ぞうえんが来てくれればてる!そこで5人のグループが来た!このまま一気いっきに赤い奴を!…と思った時、奴はしん実力じつりょくを見せてくれた。火山大噴火かざんだいふんか同規模どうきぼ魔法攻撃まほうこうげき、5人のグループは一瞬全滅いっしゅんぜんめつした!ヒインもいのちを落とした……俺はジョアンナが作った岩小屋いわこやの中にかくれてなんとかびた…その後はヒインのいんを拾って逃げる以外の選択肢せんたくしはなかった…俺たちは敗北はいぼくした」


「ま、当然とうぜんのことね…その使い魔ってルナテッも持っていたの?どんな能力のうりょく?」

「持っています、でも戦闘用せんとうようじゃありません。ジョアンナに会うまではその発想はっそうは全くなかった。俺がんだ街に使い魔は生活せいかつすけっ人ですから」

「そう…こっちも最近さいきんちょっと流行はやったみたいね、使い魔。私は持ってないけど」

「おすすめしますよ、使つかはいいものです、野生やせい魔法動物まほうどうぶつを街にんで、いならして、ある日突然変化へんかおとずれる!魔法動物の体にひかり紋章もんしょうかび、ぬしが一つのねがいをかけ、魔法動物はその願いを可能かのうかぎかなえるため姿すがたを変えて使い魔になった!」

「あら、少女漫画しょうじょまんがみたいな展開てんかいね?ルナテッは少女漫画を好きかしら?」

「かもしれない、まわりマンガ好きな女の子が多いから」

「なんだ、ルナテッはとある小国しょうこく沢山たくさんのメイドにかこまれたの金持かねもちちを持ったぼんぼんなのか…ふん!なさけない奴め」

「……かえす言葉はありません」


まただ!この洞察力どうさつりょくはなんだ?みの常識じょうしきはるかにえている。


「まあいいわ、出身しゅっしんはそれぞれだしね。ルナテッの滑稽こっけい舞踊ぶよ観賞かんしょうしただけで十分たのしいですとのこと。良かったわね、ルナテッ、踊りの才能さいのうを持っていたようで」

「滑稽かどうかは関係かんけいありません、つたえたいものを伝えて、それだけで意味いみがある。理解りかいてきないのなら俺の熱弁ねつべん意味いみくしたから」

「うるさい!私はルナテッの無様ぶざまかたを聞きたいの、さっさと白状はくじょうなさい!」

「もちろんです。でも敗戦はいせん二回にかいまで、三回戦さんかいせんは俺の英雄の勝利しょうり!だから英雄の章です!」

「三回はいらない、二回戦にかいせんを聞いた後この話はおしまいよ」

「じゃ二回戦にかいせんから始めますね」


「二回戦は魔法戦まほうせんです。ヒインとジョアンナは新しい連携魔法れんけいまほう、ファンネルを習得しゅうとくしました、さくを立てるのはもちろん俺たちのジョアンナ。ただし、魔法戦と言っても一番いちばんかなめはやはり俺です、策の弱点じゃくてんを見つけ修正案しゅうせいあん提出ていしゅつしたのも俺だからね。もちろんつための奇策きさくもちゃんと用意よういしたのですが、今は教えません。二回戦は遭遇戦そうぐうせんではなく明白めいはくのターゲットを持つ襲撃戦しゅうげきせんです。ジョアンナは俺たちを説得せっとくし、みんなで溶岩悪魔ようがんあくま討伐とうばつちかった、悪魔兵士長あくまへいしちょうの討伐は決してわるはなしじゃありませんから。ヒインの目的もくてきは悪魔のかね、ジョアンナが必要ひつようなのは悪魔討伐の戦歴せんれき、俺に対し重要じゅうようなのは悪魔との戦闘経験せんとうけいけん、三人ののぞみと利害りがい一致いっちしています。二回戦の奴は前回ぜんかいよりもっとやばい、それはくさりつながった剣装備けんそうび追加ついかした!すさまじいあじ!剣のはまるでかしたはがねねつまとって、武器ぶきでガードした奴はみんな武器ごと両断りょうだんされる!全くの予想外よそうがい、この攻撃はジョアンナのアークシールドでもふせげないかもしれない、くさり射程しゃていとおい…でも計画けいかく変更へんこうする必要がありません!俺がいたから。ここは突撃とつげきあるのみ!興奮剤こうふんざいYPD-1を使用しよう一気いっきに奴のふところみ、接近戦せっきんせんむ!ジョアンナのシールドをためすことはならない、リスクが高過たかすぎる。今回こんかいは魔法戦だから、ジョアンナとヒイン、どっちもうしなうわけにはいかない。だから俺が行く、ギリギリまでに奴をねばって、例えやられでも勝算しょうさんのこる。それに勝算は十分じゅうぶんある、奴はまた一人だからだ!仲間なかま大切たいせつさを分からない、自分の力を過信かしんすぎ、敗因はいいんにしては十分だ。確かに奴の圧倒的あっとうてきな力で多くの遠征軍えんせいぐんほうむった、でも俺たち天才てんさいチームと会って結果けっかはどうなるのか!?……接近せっきんした俺は奴のくびねらって二連発にれんはつ挑発ちょうはつのために。このパートへの攻撃は操縦者そうじゅうしゃいやな感じを与えます。奴は冷静れいせいに俺にりかかった、そこで俺は奴の灼熱しゃくねつの剣をかわした!さすがに奴もおどろいた、剣を躱すのは普通剣斧関係者けんふかんけいしゃ固有こゆうスキル、しかし俺は自分の才能さいのうかして接近武器せっきんぶき回避かいひ習得しゅうとくした!俺は次々つぎつぎに剣の斬撃ざんげきを躱し、すきねらって奴の敏感部位びんかんぶいたまをぶち込む、奴を完全かんぜんおこらせるのが俺の目的もくてきだ。奴は俺のどおりに爆発ばくはつした、俺と距離きょりを取って、溶岩魔法ようがんまほうつつもりだ!俺はあの魔法の対応策たいおうさくがなく、ひたすら奴にダメージを与え、魔法の中断ちゅうだんこころみたが…ついに溶岩の濁流だくりゅうおそって来た、俺が死を覚悟かくごした時、アークシールドが俺をまもってくれた!魔法の準備じゅんびととのった、後は奴をトラップポイントにさそんで俺たちのちです!それは俺の役目やくめ二発目にはつめのマグマウエーブが来た!ジョアンナの完璧かんぺき防御ぼうぎょでもう一度しのぐ。その隙で俺は精神障害者せいしんしょうがいしゃのように逃げ始めた、奴はくさりけん、チェーン・ソードを連発れんはつ一対一いったいいち追撃ついげきを始めた。全て俺の予想通よそうどおり、奴は気高けだか性格せいかくの持ち主、そこまで愚弄ぐろうされてだまるはずがありません。そして俺はチェーン・ソードを回避かいひすることができる、ジョアンナの助力じょりょくを得て…剣は確かにいわたて切断せつだんできる、でもその速度そくどもかなりちていて俺の回避かいひ可能かのうになった。やっぱりその剣は危険きけんなんだ!俺は興奮剤こうふんざいYPD-1、2、3を連用れんようし奴と距離きょりきたいのだが、速度そくどはやつの方が上、その左手ひだりてほのの光をまとった剣…した兜割かぶとわりの太刀たち!またかわした!命中率めいちゅうりつ5%以下、それは俺の実力じつりょくだ!同時にヒインとジョアンナのファンネルが発射はっしゃ援護射撃えんごしゃげきが来た!奴はきっとこう思うだろう、“くだらないわなだな、馬鹿ばかめ!先ずはあの鬱陶うっとしいサルを切ってやらあ”。奴の最大さいだい弱点じゃくてんは自分の力を過信かしんすることだ!攻撃力こうげきりょくの足りないファンネルこそが俺たちの罠なんだ…俺はつづき奴に墓標ぼひょうへと誘導ゆうどうする、あそこで奴を待っていたのはまたジョアンナの使つか、キツネMKII!MKIIのもう一つの能力のうりょく、敵の足をバインドし短時間たんじかんでその移動能力いどうのうりょくうばう!続いてジョアンナが地下ちかいし大量抽出たいりょうちゅうしゅつしてとしあなを作る。ここまでもう俺のようはない、最後にくのはヒインの魔法の才能さいのう!彼女は100基のファンネルを同調どうちょうし、同じ時間で同じ周波数しゅうはすう魔法弾丸まほうだんがんを地下の巨大鉱石きょだいこうせきに向かって斉射せいしゃ、鉱石に宿やどった大量の魔力まりょくを一気にエキサイテーション!巡航じゅんこうミサイル並みの爆発ばくはつを作った!この史上最大しじょうさいだい地雷じらいらった赤い奴が死に…………」


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エフェス・レ・メア 百年戦争 Dr.ペルパー @sharuru

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