煌びやかなだけではない陰謀渦巻く貴族の中で育まれる純愛が、もどかしいほど丁寧に描かれています。カップルに訪れる困難や、周囲の密かな暖かい見守り、迎える結末と、ドキドキニヤニヤしながら楽しめました。
どん底から這い上がり、向かい風にも顔を上げて前に進もうとする人物を書くのが好きです。 最近特に気をつけているのは、冒頭の勢いと、読了感の爽やかさ。 ひとこと…
サリフォート公爵令嬢【夏男神の百合】と称えられるグネギヴィットには、悩みがあった。交際中の王太子ユーディスディランに求婚されているが、現公爵の兄シリンモールの病が重く、明日をも知れぬ生命なのだ。まだ…続きを読む
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