真っ赤なざくろに表れる少女たちのグロテスクな世界

タイトルから、川端康成の『ざくろ』を連想しながら読み始めました。
しかし、なんともはや。少女の心理の一側面があの真っ赤で瑞々しいざくろで表現されているのは変わらないというのに、それを現代の女子高生に当てはめた場合、こんな恐ろしい物語が生まれるのですね。
女子高生という特殊な背景を抱える少女達の世界観が、残酷ながらも美しい作品であると思いました。
ありがとうございました。

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