第11話 現代ダンジョン(女性向け)の夢
ある時から世界にダンジョンは満ち、ダンジョン関係職が花形としてもてはやされている世界。だいたい現代日本ベース。
当然こう配信とかでアレしているのでだいぶ物語仕立ての受け方をしており、上位クランの人々はある種アイドル扱いなのはお約束。
なんかそう言う定向進化を続けた結果、トップの5つのクランのリーダーは「五人のプリンセス」だし、それを支えるトップダメージディーラーが「五人の黒い王子様」みたいな呼ばれ方をしている世界。つまり大体美男美女でアイドル。背景にあんまりロマンチックじゃない会社がいて疲れたサラリーマン達がイメージを維持するためにイメージ戦略頑張っているクランもあれば、素でそんな感じだったせいで世間のイメージを決定づけちゃったクランもある。
そう言う世界でフリーの探索者として名を馳せる男女の双子がおり、彼らは名前も素性の明らかにしない凄腕として各クランから引く手あまた……
で、その彼らの妹(みそっかす)が今回の夢の視点人物だった。
両親がダンジョン研究者で兄姉がすごい探索者なのでダンジョン知識はあるものの、狭いところと暗いところが嫌いなのでダンジョンなんか絶対入りたくない、将来の希望はインドア事務職、そう思って生きてきたのだが、時代はそんな人間に冷淡なのだ。ホワイトカラーを心から希望してもブルーカラーがもてはやされる時代、前線に出てボスを倒すのが花形であるからね。
両親はお約束のように海外を飛び回っており、双子の兄姉に可愛がられて育っているものの華々しい栄光は自分の将来には見えず、なんかこうちょっと鬱屈した感じの女子高生、それが視点人物である。
だが、なんか両親のお土産だか兄姉の持ってきた戦利品だか。なんか謎の種に触れたのがきっかけで彼女はダンジョンに寄生されてしまうのだ。マイクロダンジョン。体内ではあるもののなんかダンジョンぶくろとかが出来るとか、出来ちゃいけないところに腫瘍ができるとかそういうことではない。なんか位相的に重なって異次元みたいな……こう……
まあダンジョンはダンジョンなのだが、特に巨大ボスが口から出てくるということはない。薬草が内部で生えているぐらい。あとなんか喋るスライム的なやつが中に住んでて掛け合いが出来る。
そう言うなんの役にも立たない特殊性なのだが、しかしこれは彼女にすごい特性をもたらした。
この世界、ダンジョンに関係するスキルやアイテムの殆どはダンジョンの外では使用できないのだ。取得アイテムもダンジョン外で使えるやつと使えないやつがあり、異常法則のなんちゃら(夢のことなんで忘れた)とか呼ばれている。
しかし、彼女は体内にダンジョンがあるせいか、ダンジョン内部扱いされるらしく、彼女はなんかダンジョン内部で使えるアイテムが自由に使えるということが直後明らかになる。
そして、彼女の兄姉がクズアイテムとして好きに使っていいと置いていくダンジョンの戦利品はおよそ東京ドーム3個分(外でも使えるマジックバックに隠してある)に及ぶ!
万能性はなくても回復ポーションとか転移石とか、すごく便利なんじゃ?と思いつつもなんかこれホワイトカラー事務職希望に役立つ能力ではなく、多分研究所で被検体とかになるやつだよね?と思った彼女はそれを自分だけの秘密にして置こうと考える。
そう言う状態でなんか流れで(兄姉の招待券を貰ったのか一般参加のチケットが当たったのか)すごいパーティー(屋外夜、セレブたくさん)に呼ばれ、はしっこでプルプルしていたら褐色肌巨乳半裸(セレブっぽい格好)の、有名女優の妹と仲良くなり、成り行きで彼女が命を狙われているのを守る(髪飾りの延長っぽく装備品なアクセサリー(物理防御)をいっぱい飾って鉄壁にする)というのが夢のメイン部分だった。
なんかすごいクランの「プリンセス」と「王子様」が兄姉のところにスカウトに来るとかがその合間合間に挟まり、すごい便宜とか図ってもらえるので高校の同級生がビビり倒すとかがつどつど起こる。
兄姉の名前が真昼と月夜だったのでまあそうだよな、じゃあこの子は錬の同位体か?などと考えていたが、ウィザブレな展開にはならなかった。かなしみ。
ねずみ夢日記 備忘録を兼ねて 渡来みずね @nezumi
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