この宇宙の広さに比べれば、親子不和なんて些細なものさ。

少女の前に現れたのは喋るカモノハシ。
しかも彼(彼女?)は宇宙からやってきたという。
宇宙へ帰る為の船を、さあ一緒に探しに行こう!
そんなところから始まるお話です。

宇宙という壮大なワードが出てきますが、冒険活劇やスペースオペラではなく、『すこしふしぎ』なハートフルストーリー。
太陽に憧れる少女と、ちょっと変わり者のお友達、そして侍言葉で喋るカモノハシが織り成す、奇妙だけど心暖まる物語は、気持ち良い読後感を提供してくれます。

ちょっと嫌なことがあった時、本作で癒されてみてはいかがでしょう。
宇宙の広さに比べれば、どんな悩みも小さなものです。