短い話の中でキャラが立っていて胃痛が来るような話の後に目の前が少しずつ明るくなっていく前回の話のどんでん返しも魅力だけど起伏をつけつつグラデーションのように未来が開けていく話もまた素敵でしたさすがプロ……プロの技……
はみ出したくてはみ出してしまうわけじゃない。人混みに押し出されるように、淀みに流されてしまう気持ち。何処へ行きたいのかも分からない。ただ、帰るために。自分に帰る為に一歩を踏み出した少女が何を見るのか。自分が出した答えが正解でも、その自分さえも見えない中でさまよってしまう少女の表現に著者の文才が光ります。展開に期待です。
もっと見る