センス・オブ・ワンダー

 つい昨年あたりはハルカミライのアルバムが話題のようでしたが、
個人的には難波弘之のアルバムのほうが気分です。

 つまりは、その程度の差の問題と言ってしまって過言でないジャンルカテゴリーの定義ですが、誰にとってのsense of wonderかという話題の問い直し。
 億万編も繰り返された話題であって、正解はあってなきが如しという問答でもあるのだけれど、文芸を趣味に据えたものとしてはひとまず考えないわけにゆかない話題でもあります。
 もちろん、私にも独自の答はありますが、そこに他人にとっての意味はありません。
 犬にも猫にも人間と同じように感情はあります。
 鳥類爬虫類は言うに及ばず、タコや魚にさえ感情があるらしいことはわかっています。
 ですが、その感情の意味や価値を定義し想像しているのは他ならぬ人間です。

 そこに意味があるのかないのか、果てのない問い掛けと相克こそがセンス・オブ・ワンダーではないかと感じます。