SF。
瀬夏ジュン
SF。
幼いころからSF的なものに親しんできました。
ウルトラマン、仮面ライダー、宇宙戦艦ヤマト……。
え?
それはSFじゃないだろって?
そうかもしれませんね。
子ども向けだし、科学の法則から外れているし、特撮やアニメだし。
けれど、たいがいのSF映画はこけおどしともいえます。
相対性理論に則っていないし、特撮や映像のマジックでできているし。
たぶん、なにをSFと呼んでもいいのでしょう。
作者がSFといえばSF。
作者がそういわなくとも、だれかがSFといえばSF。
なんでもSF。
けれど。
ほんとうのSFは?
SFの核は?
エッセンスは?
そうなのです。
SFに核を探せば、霧のようにぼやけて手に取れない。
エッセンスを求めれば、霞のように姿が見えない。
それでもなお、探し、求めるとすれば?
わたしにとってのSF。
それは自省です。
宗教によってではなく、道徳によってでもなく、哲学だけによってでもない。
外へも内へも向かう限りない好奇心や探究心がたどり着く先。
それは天文学的な大宇宙であり、量子論的なミクロでもある。
自分を含む自然への視線です。
逃避ではなく、冒険であるとわたしは思いたい。
付け加えるなら、そこで
「センス・オブ・ワンダーをともなって超越を科学的に認識する」
ことができれば、すぐれたSFといえるのではないでしょうか。
もっといえば。
わたしのようなSFファンのみなさんの、ひとりひとり。
あるいはSFを意識しない読み手の方々。
映画館に集まる観客の方々。
オジサン、オバサン。
若い人、子ども。
みんながそれぞれに思うこと。
それらが1000人分、10万人分、一億人分、国、地域、地球全体で漠然とした雲のような姿を形作り、今日のSFを作っているのでしょう。
いつかエイリアンに尋ねてみたいひとつのことは。
SFって、どうですか?
イケてますか?
そしたらこう答えてくれるかも。
「ちょっとなにいってるか、よくわかんない」
おそまつでした。笑
PS:古いひとなので、センス・オブ・ワンダーです。笑
わたしの尊敬する大好きな作家は光瀬龍先生です!
SF。 瀬夏ジュン @repurcussions4life
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
エッセイ:勝手にJUMP通信/瀬夏ジュン
★18 エッセイ・ノンフィクション 連載中 21話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます