第55話 寒いとラーメン食べに行きたくなりませんか?
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。と、カクヨムにて新年の挨拶をしていなかったえーきちです。
明けましておめでとうございます!
皆さまいかがおすごしでしょうか?
毎年十二月の頭ごろは「今季は言うほど寒くないよな」なんて思っているのに、やっぱり年末からの急激な寒さに震えている毎日です。
寒いですよね。今年は寒いですよね!
寒いとラーメン食べに行きたくなりませんか?
私はなります。寒くなくてもたぶん行きたくなるんでしょうけど。
ラーメンを食べに行くようになってラオタのラーメン仲間(ラー友さん)というものができたんですけど、彼らとよくお店でニアミスします。
ラー友さんたちはとにかく自由で、どこのお店に行くとか告知せず、突然SNSにお店の画像をアップします。
なので、ラーメン屋に行ったらいたとか、ラーメン屋から帰ったあとにSNSを見たら行ってたとか、いるんじゃないかなと思ったらやっぱりいたとか、普通です。
どこのラーメン屋に行ってもラー友さんがいそうな気さえします。
でね、先日某所で開催しているラーメンまつりなるものに行きました。
到着してから会場の写真をSNSに上げたら、薮坂さんからコメントが入りました。
『ゆうすけ氏と同じ場所に……?』
は?
何をアホなことを言っているんだ、薮坂さんは?
ゆうすけさんは横浜だぞ?
ついに幻覚を見るようになってしまったか。
でも念のためゆうすけさんのアカウントを……
ホンマや!?
しかも、画像は私が到着する僅か十数分前。
いやいや、なにしてるのこの人!?
確かに私は行くとは言っていたけど、その日に行くって言ってないよね?
そもそも、ゆうすけさんもこっちへ来るって言ってないよね?
なに、その自由さは!?
ラオタの素質あるよ、マジで……
結局、エグいほどの激混みに尻込みしてその場を後にしたゆうすけさんは、私がラーメンまつりに並んでいる最中、近場のラーメン屋でとんこつラーメンを食べ、私に会うことなく横浜へ帰って行ったのでした。
新幹線の時間があるからと。
直線距離にして約二百四十㎞のニアミス。
こんなこともあるんですね……いや、ないよ、普通は!
* * *
さて、なんでまたこんなどうでもいい話をしたかと言うと、カクコン短編部門にラーメンの話を応募したからですね。
いや、その物語に今回のニアミスは関係ないんですけど、次回のカクコン用に長編化する際に、そんな話も出てくることと思います。
ネタのひとつとして。
それではちょっとだけ、この話を書くことになった経緯を。
ラーメンが好きだから! 以上っ!
ウソです。いや、ウソでもないんですけど、それだけではありません。
まず、なぜラーメンなのか?
牛丼じゃダメなのか?
ハンバーガーじゃいけないのか?
皆さまは外食産業で最も多いのがどのジャンルかご存じでしょうか?
それを調べると、なんとラーメン店は全国に七千店以上あってダントツです。
全国のファミレスすべてを合わせた数よりも多いです。
しかも、毎日外食をする人が何を食べているのかというと、これは私の想像ですがラーメンなんです。
大したネタバレでもないので書きますが、ラオタは年にラーメンを四百杯食べるなんてざらです。
二百杯以上なんてもう普通にいます。
多い人になると年間五百とか六百杯食べます。
こんな食べ方を他の外食でされている人を私は知りません。
年四百杯牛丼食べている人はいますか?
年四百回寿司を食べる人はいますか?
年四百個ハンバーガーを食べている人はいますか?
これがラーメンならいるんです。
以前からニッチなネタについてのエッセイを書いていますけど、ニッチな中でも人気が出る可能性が大きい話だと踏んだからです。
決して私がラーメン好きだった、というワケではないのです!
この物語は、ある出来事からラーメン嫌いになった女の子がラーメンを食べたくなるまでの物語です。
ラーメン店主のラーメン対決とかではありません。
ラーメン評論家のラーメン屋紀行でもありません。
今このエッセイを読んでくださっている皆さまと同じ立場であるラーメン屋のお客目線の物語です。
この先長編化してもそのスタイルを変えたりはしません。
なので、ラーメンを食べている登場人物に共感して、読者もラーメンを食べたくなってもらえるとうれしいと思いながら書いています。
主人公はラーメン屋へ通うお客さんの女の子とラオタの男の子。
世のヒット作の定義に『おっさん趣味を女子高生にやらせればヒットする』というのがあります。
あのキャンプしちゃう話とか、山に登っちゃう話とか、釣りしちゃう話とか、カブに乗っちゃう話とかとか。
それを狙うにはラーメンの話は根本的な問題があります。
いや、実はもうラーメンを食べに行くだけの女子高生の話はあります。しかし、その問題はクリアできていません。そんなことはできません。
なぜなら、ラーメン年間四百杯のお金を女子高生が払えるか。いや、払えない!
ラーメン食べ歩きはお金がかかりすぎて無理なんですよ。
最近のラーメンは千円を超えているのも当たり前になってきました。
ラーメン一杯二千円時代なんて言われ始めています。
なので主人公は、ラーメンの食べ歩きをできるだけの財力がある社会人にする以外の選択肢はありませんでした。
そこに私のラーメン屋巡りの経験を加えて書き上げたのがこの物語になります。
日本人はとても麺料理が好きな民族です。
そば、うどん、ラーメン、パスタ、とにかく麺が大好きです。
そんな麺料理すきな方、ラーメンが好きな方、一度読んでみてはいかがでしょうか?
『ラーメンオタク、はじめました』
https://kakuyomu.jp/works/16817330651434327132
今回のエッセイはカクコン〆切り日なので思いっきり宣伝です!
ラーメンが苦手な方、ごめんなさい。
読んでくださった皆さま、ありがとうございました!
次回のカクコンは『ラーメンオタク、はじめました』の長編で参加しますのでよろしくお願いいたします!
これでもう書かないワケにはいかなくなったな。
それではまた来月!
カク ヨム 故に 我 あり えーきち @rockers_eikichi
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