後書き~うさぎやすぽん~

以下、うさぎやさんからこのような感じで前書きにして~とおっしゃっていた内容を元にセリフっぽくしたものになります(規約違反逃れのアレです)


「 疲れた。台所にのそのそと歩いて行き、のしりと冷蔵庫を背に座る。換気扇を回すと、ごおお、と音が鳴って、久しぶりに音を聞いたような気がした。ラッキー・ストライクを口に咥え、火を点け、ほへえ、と情けない声とともに煙を吐き出す。疲れた、楽しかった。そう思った。



自分の作品について語るというのは、あまりやってはいけないことだ、なんて言われることがあるように思うんやけど、それは確かにそうで、読者にとっては、そこで出た作品が全てであり、「いや、あれ実はね、ほんまはこういう意味やねん、ほらほら~」なんて言うのは愚劣の極み、醜態、羞恥、類人猿、などと言われてもしゃーないねんけど、でもやっぱり語りたいもんは語りたい、俺は頑張って作ってんこれ、と言いたい、ほんで語るとやはり楽しいし、そして自分の頭の中もぐるぐるぐるぐるかき回されて、疲れる。



新人作家でまだ知名度も全然な二人、それが言ってるのは正しいのかどうかはわからん。というか何が正しいかなんか全くわからん。

でも、ぼくは彼の作品はとても良いと思うし、そんで自分の作品も負けず劣らず良かったと思う。だから、良かった、ってどっちの作品についても言ってもらえたら嬉しいし、良いよね、なんて相手の作品について言ったら「良いでしょ」と言われるのもやはり嬉しい。



ぼくは今、小説というものについてめちゃくちゃ悩んでる。自分には才能がないんやないか、って毎日思ってる。どれだけ努力しても無駄なんやないか、って毎日思ってる。でも、それと同時に、やはり良い作品を書きたい、とも毎日思ってる。

生き延びて、ちゃんとご飯食べて、大学行って、まともな生活して、お酒は控えて、勉強して、そんで、ぼくの小説を良いって言ってくれた彼のためにも、また、良い作品が生み出せらたらな。なんとなく、そう思って、とりあえずクロアチア-フランス戦を見よかな、と思います。頑張れクロアチア。モドリッチちっちゃくて可愛いな。クロアチアが勝ったらみんなぼくの作品買ってくれ。」

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うさぎやすぽんvs海野しぃる 限界学生作家対談! 海野しぃる @hibiki

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