いい意味でもどかしいのが面白い

メリーさんがテーマの作品でまた面白いものにぶつかりました。
メリーさんという「電話越しに接触する」特性を活かした作品です。
主人公が何しろおいおいちょっとと言うくらい色々スルーしながらメリーさんと適当に受け答えをするのに、電話向こうでメリーさんは破天荒極まりない事をやりまくっている。
しかも、主人公、身の回りの事もかなり豪快に受け流すのだけど、受け流す中にもおいおいおい!?となるような物事がぎっしり詰まっていて。
「もっと詳しく!?」と思うのだけど、それが逆に面白い。全部詳細に描写しないほうがむしろ面白いという独特の境地に至っている作品です。

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