ともに重い運命を背負い、それでも闘おうと、お互いを想い合う真信と深月。ダークな世界でのハートフルな二人の想いに、この物語の魅力を感じています。
ドライな雰囲気満々かと思いきや優しさを真信。ゆるゆるとした雰囲気満々かと思いきや精神力の強さを見せる深月。このキャラクターがとても魅力的で、やりとりもおもしろいなと思いながら読んでいました。
かなりの長編ですが、筋がしっかりとしてブレていなくて、読むのに間隔が空いてしまっても、あまり気にならずに物語に入っていくことができます。
今第一幕を読み終わったところですが、第一幕のクライマックスは、ほぼ一気読みです。物語にスピード感があって、とてもおもしろかったです!
第二幕も読み始めていますが、期待しております!
とある理由で九州の田舎町に引っ越してきた平賀真信という少年は、学校でとある家に行ってみてと強く勧められる。
そこで出会うのは赤く血に染まり、怪異に似た非現実的なものの類い。
犬の形を影に模したような、美しく整った深月という着物を着た少女だった。
「伝奇小説」
その類いの物語はいくつか見てきたが、これは凄い丁寧に作り込まれていて、読者を惹き付けられる描写が凄いです!
単純に見習いたいと太鼓判を押したいですし、続きを見せたくなる終わり方を一話ごとでしているので、間違いなく手にとると読み進めること間違いないでしょう!!
それにしても、真信君ことシンシンのくだりはめちゃくちゃ笑いましたw
深月ちゃんのキャラめちゃくちゃ好みです!!