感想を完走したい。

おわりに。～感想を完走した感想～

　やりきりました。

　何がというと、ええ。書評。２ヶ月以上かかりましたが、なんとか。走りきりましたとも。

　以下、完全にわたくしごとですが。

　こちらでも何度か触れているとおり、私は完結できずに頓挫する癖が悪癖として定着しています。書きたいものを書けるだけ。やりたいものを好きなときだけ。それは確かに個人の趣味だし、やめたからといって誰かに咎められるわけではない。

　だってこれは仕事ではないわけです。お金をもらっていない、無償のボランティアみたいなものです。誰にもとやかく言われる筋合いはない。

　と、わかっていても、やっぱり自分で自分を許せない。そう思っていつも筆を折り、中途半端な繰り返しでした。

　今回、書評企画をはじめるにあたり。

　五十九冊見て、正直不安になりました。頓挫してばかりの人間が、五十九冊も書評できるのか？しかも一冊ずつ、ちゃんと読んで。

　私にとっては五十九冊のうちの一冊でも、書評を頼んでくれた方にとっては大切な一冊です。そのあたりの価値の違い、認識の違いも理解しています。

　だからこそ、全力でやるしかないと。私の書評は私だけのものではないと。

　２ヶ月、走らせて頂きました。

　果たして、いかがだったでしょうか。

　私にとってはかけがえのない財産になりました。ありがたい出会いをたくさん頂きました。書評だけではなく、これからも、創作をする者として、交流させてもらえるのはありがたいことです。

　少なくとも私には、非常に充実した企画でございました。

　エタるのが当たり前にしていた私が、胸を張って言えます。

　私は五十九冊、すべて、全力で、感想を完走しましたと。

　これを機に、自作の小説も完結できるといいのですが。頑張ります。

　さて、書評企画はこれにてお開き、終演となります。ピリオドです。ピリオドを打つことができました。

　また次も、もし需要があるのなら、こういった企画でお会いできると嬉しいです。まあ、私の書評がゲロ甘ではないことは、ご理解頂けたとは思いますが。

　ではでは。最後までお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました！ またどこかでお会いできると幸いです。