当たり前のように捉えている物事についても思考を巡らせる…それって案外難しいことですよね。物語は「考える」ことにフォーカスを当てながら、ゆったりと進んでいきます。読んでいると、なんだかふわふわと思考の海を漂っているような、そんな心地よさがありました。