No,30 A pub talk named afterword.
おまけ
ロドル「オーナーっ! なんで僕が白うさぎなんだ、なんでだなんでだよ」
アルバート「(もう酔い上がっちゃってる)……左眼が紅いから白うさぎっぽい」
ロ「それだけが理由じゃないだろ、アルバートぉっ!!」
ア「性格コロコロ変わるから白うさぎっぽい」
ロ「誰が僕の台本考えた……」
ア「俺だな。結構面白かったよ」
ロ「アルバは僕に何させるつもりだったんだ」
ア「俺は……若くて幼いお前に、見た目相当の『青春』ってやつを楽しんでもらいたくってなぁ」
ロ「馬鹿言え、デファンスと僕をくっつけたところで身分差とか年の差は」
ア「見た目は変わらなくても、俺たち魔族様より長生きしちまうもんなぁ。なんてったって一回死んでるアンデッドだし。俺この前話しかけたメイドの子が百歳でビックリしたよ。魔族って見た目若い時に止まってゆっくり年取るから見た目で年齢を割り出すの難しい」
ロ「アルバート、分かってるならデファンスにそう易々とけしかけないでくれよ。僕は彼女の隣にはずっといられないんだからさ」
ア「んー? でもお前、けしかけなくても女の子からモテるじゃんか。現になぁ……? ゼーレ様に見つかったらお前、消されるぞ」
ロ「……分かってら。僕がそんなに鈍いとでも思ってるのかよ」
ア「お前はその手に鈍いふりして、その気にさせないの上手いからなぁ。ポーカーフェースもここまで来るとプロ」
ロ「後、僕が本当に負けたのかぁ?僕記憶無いんだけど」
ア「お前、酒入ると記憶ないじゃんか」
ロ「……? お酒飲んでたっけ」
ア「やっべ」
ロ「おい、なんだその『しまった』みたいな顔は。お前また僕に無理酒したのか……やめろよ。お酒飲むと前後の記憶もろとも消えるんだよ」
ア「悪酔いが酷いよな、お前」
ロ「んー、だから酒は嫌いだぁ」
ア「――と言いつつも飲むのかよ」
ロ「今日は疲れたから。ぐるぐる目の前がぐーるぐる回っていく感覚は悪くないかも。気持ちい」
ア「誰かこの酔っ払いを止めろ」
ロ「アルバがいつも飲ませるから悪いんだぁ……」
あ「早よ寝ろ」
ロ「うん」
久しぶりに読んでみたけどオチがなかった。
2年前の自分、オチがないぞ。
2016/5/2
「今宵の空へ鐘はなく」アリスパロ番外編 ~白執事を追いかけて~ 虎渓理紗 @risakuro_9608
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます