19 彼はかわいい/月ノ羽衣 さま

この三連休はめちゃくちゃ暑かったですね!!

例年ならばまだ今の時期は関東地方は梅雨が明けるかどうかでこれからが夏本番といったところでしょうに、今年は夏がやけに長く感じます(;´・ω・)

学生時代は夏は長~いお休みのある、とっても素敵な季節だったはずなんですけどね。

社会人にも短い夏休みはありますが、学生時代のようなバブリーな時間消費は夢のまた夢といった状況です(遠い目)


さて、学生時代というキーワードをなんとか出せたところで作品紹介。

今回はローティーンの繊細に揺れ動く恋模様を描いた短編になります。


『彼はかわいい』

月ノ羽衣 さま

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885931902


イケメン度:★★★☆☆

イケメン属性:不器用系イケメン、不良だけど実は純朴系イケメン


 *・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・☆*・゚・*:.。.*.。.:*・☆


小学校高学年くらいから中学生くらいのローティーンの恋って、自分や友人を振り返ってみても本当に甘酸っぱいというか、失敗ばかりのほろほろと脆い経験だったなあって思います(^-^;


企画が終わって一か月が経つのにこの鑑賞文を読みに来てくださった方限定で、私の恥ずかしいローティーン時代のコイバナ(完全に実話です)を暴露すると……


(1)小六の頃、好きな男の子と仲良くしていたら周りの男子にからかわれた。向きになった男の子に目の前で「こいつのことなんか嫌いだよ!」と言われたことがきっかけで、彼とは中学卒業までほとんど会話する機会がなくなった……(彼の方もそれがきっかけなのか、他の女子ともめったに口をきかなくなってしまった)


(2)中二の頃、クラスメイトの男子を好きになったけど、周りの友達数人も彼のことが好きで、彼と親しかった私は何かと相談を受けてしまっていて言い出せなかった。その後彼から告白を受けたのに友人達の手前OKと返事することができず、お断りしてから人知れず泣いた……


(3)中一の頃、私とは全然親しくもない他のクラスの女子達が、弄られキャラの男子をからかうのになぜか私の名を語ってラブレターを出したらしい。その男子からやけに視線を感じると思ったら、後から他の子にそれを聞いて呆れかえった……


……などなど、思い返しても苦笑いが出るようなほろ苦い思い出がわんさかと(;'∀')

大人になって振り返れば、「あの時ああ言えていれば……」っていう反省が出てきますけど、当時はほんの少しの勇気が出せなかったり、うまく立ち回るスキルがありませんでしたね。

まあ、そういう失敗を積み重ねて大人になっていくのだから、こうした経験も必要なんだろうなあと思います。


――と、作品紹介そっちのけで苦いコイバナを語ってしまったので話を元に戻します(^-^;


この作品に登場する伊月さんと村島君はそんな不器用なローティーンの真っただ中にいます。

周りに揶揄されたことがきっかけでぎくしゃくしてしまい、変わってしまった村島君のことが気になりつつも話しかけるきっかけがつかめなくて……うーん、刺さりますね、この状況(笑)※経験談(1)参照



で、この村島君という男の子が本作品のイケメン枠なんですけれど、タイトルどおりです。彼はかわいい!(笑)

お話の初めの頃の彼は小学四年生。「背負う黒いランドセルが大きく見える細身の男の子」ですから、まだまだ幼い可愛らしい少年といった感じですね。そして、とても純粋で、優しさをちゃんと表に出しています。


ただ、伊月さんとぎくしゃくしてしまった後から彼は変わっていきます。

クラスも変わり、彼の良くない噂を聞くだけになってしまった伊月さんですが、中学に入学して再び彼と同じクラスに。

二年も経てば、成長期の男の子は大人びていきますよね。

茶髪にピアス。「華奢で白い」のは相変わらずですが、村島君はだいぶとっつきにくい雰囲気に変わってしまっていました。


席替えで彼の隣となり、気まずい思いをする伊月さん。

けれども、彼女は過去の私のように思ったことを言えないまま気まずい思いを引きずる子ではありませんでした。

勇気を出して、村島君に自分の伝えたいことをきちんと伝えるんです。


その後の村島君の反応が、本当にかわいい(*´▽`*)

どんな反応だったかは、ぜひ本文でご確認くださいね♪


伊月さんみたいに心に残るわだかまりをきちんと言葉で伝えられれば、ほろ苦い青春の経験にもほんのり甘い色がつくのかもしれませんね

(*´ω`*)←ローティーンの苦い思い出をまだ引きずってる人





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【イケメン鑑賞文】※自主企画『イケメン鑑賞会』感想ノート 侘助ヒマリ @ohisamatohimawari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ