坂の上の雲


シンカが深い森に災厄と共に消えてから三月が経った。


温かな春の朝日差しが降り注ぐ日に彼の葬儀が挙げられた。


シンカと御告げの主に纏わる歌が作られて、葬儀の際にそれをヴィダードが歌い上げた。


涙を流しながら歌うヴィダードは、壮絶なまでに美しかった。


シンカの集められた遺骨や遺物を集めて火葬とし、皆で灰を撒いた。

遠く。


リンレイは穏やかな表情であったが目は赤く、また幾度か涙を零した。


母達もシンカの死を悲しんでいた。涙を堪えるもの。祈りを捧げるもの。大泣きするもの。項垂れ動かないもの。言葉を紡ぐもの。


灰は北西の海へ向けて飛んでいき、すぐに見えなくなってしまった。


里の皆はシンカを英雄と称え、その活躍を書にまとめた。


書は罔象の杜と題され、人間の儚さ、自然の強大さと併せてシンカの偉業が記された。


そうして厳しい冬の気配は雪解けと共に完全に過ぎ去り、しかし色濃く悲しみの残る夏上月、カヤテは無事に男の子を出産した。


シンジュと名付けられた太々しい顔付きの赤児であった。


カヤテはその子供を何時も笑顔で抱き、父の様に強くなるのだぞ、と事あるごとに声を掛けた。


カヤテは人の死に慣れた女だ。

身近な人間を多く失って来ている。

5人の中では1番立ち直りが早かっただろう。

子供が腹にいた事も大きい。


シンジュは忘形見だ。毎日子を抱くのは母の愛だけでは無いのだろう。


愛した男の子供を男の分も合わせて愛そうと考えているのだろう。


だがナウラはカヤテが出産した時の出来事を生涯忘れる事はできないだろう。


思い出す。

陣痛が訪れ、痛みに長い事苦しみ、漸く胎児が産道を通り始めた時、意識を朦朧とさせたカヤテは己の夫の名を呼んだ。


何度も。


そして手を伸ばした。

ナウラはその手を取り、握り締めた。


出産を終えたカヤテは顔を此方に向けて苦しげにその目を開いた。


その目を忘れられない。


朦朧とする意識の中で己の手を握るのが愛する夫だと思い込んでいたのだろう。


ナウラを見たその翡翠色の目ははきらきらと輝いていた。

その目がナウラを認め、現実に引き戻されたのか直ぐにその輝きを失ったのだ。


「……、ありがとうナウラ」


カヤテはそう言葉にして産み落とした子供を愛しげに抱いた。


ユタはシンカとの最後の一夜にて子を孕んだ。

男なら斬蔵、女なら狩女と名付けると言い張っている。


ユタは子を孕んでいる事が分かって以来、勉強を始めた。

早くに親を亡くしたユタ。生まれる前に父を亡くした子を彼女なりに不憫に思っているらしく、シンカの教えを自ら子に伝えるとナウラに噛り付き学ぶ様になった。


よく食べよく寝ながら。


その姿をもしシンカが見れば、顔を顰めて目を閉じ、遅いと言うのだろう。

その後に喜んで薄く笑うのだろう。


ヴィダードは雪が融けると直ぐに一人で里を出た。


一人誰も知らぬ森で朽ちるまでシンカの姿を探す事を辞めはしないのだろう。


そんなヴィダードにアギとヤカが付いて行った。


不思議なものだ。動物は自分に構いたがる者には懐きにくい。

しかしあまり興味を持たない干渉しない者に懐くことがある。


ヴィダードと再び出会う事が生きている内にあるのか。誰しもがそんな事を考えた。


何処かで壊れて風にならなければ良いと皆が祈った。


リンファの落ち込みも酷いものがあった。


しかし育児に忙殺され沈み込む暇も無く、またシンリと言う忘形見がいた為か、三月経った今は表に出す事も少なくなった。

しかし時折り里の入り口から子を抱いて辛そうに南の方角を見つみて立ち尽くす事がある。

それでも日常に埋没していた。


ナウラは減って増えた家族の中でぼんやりとした日々を過ごしていた。


伴侶を亡くした精霊の民の苦しみを味わっていた。


身体の中、心に黒く大きな穴が開き、感情が日々吸われて行く様なそんな感覚だった。


吸った幸福の変わりに絶望がにじみ出てナウラの全身に絡み付き、身体を締め付けている様に感じていた。


己にとってこれ以上の不幸は存在し無い事は間違い無かった。


里の高い標高でも暑い日が続く様になったある日、ナウラは里をふらりと出た。


思い出の残る家にいると胃の腑がしくしくと痛むのだ。


何かが足りていない。

身体の中身が半分刮ぎ盗られたかのような虚無感に耐え切れなかったのだ。

忘形見がある3人を見ていられなかったという理由もある。


里の入り口の竹林を抜け出て山を下った。


シンカと歩くことができなかったまだ見ぬ道を行こう。


そう考えた。


シンカが先に死んだ時、自分がシンカの見られなかった景色を見て、後で彼に伝える。

そんな約束をした事を何となしに思い出した。


1人の旅は味気なかった。


ヴィダードは今どこで何をしているのだろうか?

シンカの手の骨を撫でて夜を過ごしているのだろうか?


気色悪いが気持ちは分からなくもなかった。


これ程虚しい気持ちとなるのなら初めから導かれなければ良かったのか。


いや、それはちがう。


ナウラの中でシンカと過ごした日々は今でも鮮やかに色付き輝いていた。

初めて出会ったあの夜。


傷付き倒れるナウラを跨ぎ、体の上で剣を振るうシンカ。

その精悍な顔付きを忘れない。


懸命に手当てをしてくれたシンカ。


自分を諭し旅に連れ出してくれたシンカ。


丁寧に生きる為の知識を伝えてくれたシンカ。


楽しそうに酒の楽しみを教えてくれたシンカ。


戦争の前にナウラを傷つける事を恐れて苦悩したシンカ。


あの時のシンカは自分を妹の様に思っていたのだろう。

可愛がられていたと思い出してもそう思える。


そしてアゾクでの事。

シンカの強い経に包まれナウラは導かれた。

自分を庇い傷付いたシンカ。

ナウラを庇う腕の力強さを今でも思い出せる。


その後の辛い日々も覚えている。

ナウラは導かれたのにも関わらず、シンカの様子は全く変わらず苦しい日々が続いた。


ヴィダードと出会った。


砂漠で到頭結ばれた。

心と身体が満たされた。

シンカに覆い被さり涙を流しながら貪る様に口付けをした。

シンカの呆れた顔を思い出せる。


オスカル一家を助けて馬車での旅をした。


一人前だと褒められて嬉しかった。

胸を張り隣を歩けると喜んだ。


ずっと一緒に歩いていくのだと信じて疑わなかった。


ヴィダードとシンカの3人で旅をした。

そしてユタと出会った。

シンカに対し肯定的だったユタの事は初めから気に入っていた。


4人での旅にも直ぐに慣れた。

戦争に巻き込まれた。

シンカの同胞と初めて出会った。

薬師を助ける為に奮戦した。


何時も一緒だった。


優雅に旅を続け、そしてシンカはカヤテを助けに1人消えた。

シンカを追った。

彼を失うかもしれないと焦り駆けた。


あわやというところで間に合った、あの時の安堵の気持ちは今でも思い出せる。

その後最初で最後のシンカへの張り手を行った。

嫌われるのでは無いかと不安だった。


5人で旅をした。

サルマを助け西へ向かった。

山を超え家を立てて一冬を過ごした。


ずっと楽しかった。


遺跡を巡りシンカと談義を繰り返し、美味い料理と酒を飲み。


人の幸福とは一定量なのかもしれない。


あまりに良い事があり過ぎたのだ。


ナウラは一生分の幸福を使い切ってしまったのかもしれない。


リンファを助け出した。


シンカの故郷に訪れ、結婚して。


シンカが旅立つ前のあの日、2人で踊った事を昨日のことの様に思い出せる。


そしてシンカは帰ってこなかった。


「嘘つき……帰って来ると、約束をしたのに……」


路を歩きながら小さく呟いた。


笠を被り外灯に包まれてナウラは歩く。

魍魎の気配を感じては身を潜め、時に倒して旅を続けた。


1人の旅は味気ない。

楽しくない。


酒も喉を通らない。

食べ物もあまり味が分からなくなってしまった。


しかしずっとそのままと言うわけには行かない。

ナウラは後100年以上生きるのだから。


ヴィダードが歌ったイーヴァルンの歌を思い出す。


囁く葉掠れ、滴る雨垂れ

その微かな音に貴方の声を感じる

岩が崩れ梢が嵐に倒れても貴方の顔は石竹の様に鮮やか

この想いが消えてしまえば楽にもなれる筈なのに

遠い谷に姿を探し

遥か山に姿を探し

嘆き、祈り、咽び

でもそこには何時もの枯木や岩しか無い

でもそこには何の証も何の気配も無い


湧き出る朝霧、匂い立つ新芽

その匂いに貴方の日々を感じる

耳が衰え目が霞んでも貴方との日々は竜胆の様に鮮やか

この想いはその身が朽ちても忘れる事はない

泉の滸に姿を探し

木の間に姿を探し

嘆き、祈り、咽び

でもそこには幾度探せども貴方はいない

でもそこには見渡せども貴方はいない


肌打つ肘笠、吹き荒ぶ乾風

その感触に貴方の不在を感じる

皺が深まり脚が衰えても貴方への想いは白梅の様に鮮やか

この想いも私を形作る大切な体の一部

子を守る母鹿の様に私も想いを抱き記憶を守り続ける

貴方が精霊の御許に旅立ち一人取り残されても

片時も貴方を忘れず

貴方の子を育て

旅立ちの時まで想い続ける

枝葉が落ちてまた芽吹く様に

瀬が枯れずに流れ続ける様に

私の心は貴方の元にあり続ける


歌の通りだ。


ナウラは何時も何処かにシンカの姿を探している。


目を閉じれば彼の顔が浮かぶ。

その鮮やかさは石竹の赤い花を見た時の様に目に焼きついている。


いっそ忘れられたなら楽にもなれるのだろう。

だが決して忘れたくはない。


思い返せば彼との日々が蘇る。

竜胆の青い花の様にくっきりと。


きっとナウラが100年生きて死の間際になったとしてもその思い出は白梅の様に鮮やかに脳裏で咲いているのだろう。


控えめに、でもはっきりと。


子を産みたかった。

だがナウラとヴィダードはシンカの子を孕む事は出来なかった。


人間ではないからなのだろうか。


リンファやカヤテ、ユタの子を育てるのも一つの選択肢であった。

だが、どうしても耐えられなかった。


何年経つかは分からないが、いつかは里に帰りシンカの子に知識を伝えよう。


だが今は何も考えられなかった。


汗ばむ陽気に笠を外し汗を拭う。

懐の赤鼈甲の髪飾りを弄り空を見上げた。


生茂る濃緑の枝葉の合間に空が広がっている。

遠くに見える分厚い雲が徐々に近付いていた。

激しい雨が降るだろう。


ナウラは森の浅層と中層の境目に聳える巨大な八咫良杉の根本に油紙を纏って身を潜め、雨雲が通り過ぎるのを待った。


隠れ潜むナウラの少し先を小鬼の群れが北へと横切って行った。

南に何かがいるのだろう。

強力な魍魎か、或いは人の集団である。


大粒の雨に打たれその音を聞きながら雨が止むのを待った。

朽ちかけた落ち葉に雨粒が当たり、散っていく様子をぼんやりと見つめていた。


雨が止み枝葉の隙間から日差しが差し込むとナウラは油紙を畳んで歩み始めた。


水を含んだ腐葉土になり掛けた落ち葉に足が沈む。

ナウラは装備が痛む事を恐れて森から出ると道を歩き始めた。

所々泥濘、水溜りが出来ていたが森を歩くよりはましだ。


雨に濡れて現れた大蛞蝓を避けて南下を続ける。


初めて通る道だ。


里のある白山脈の北西からガルクルトに出て山脈沿いを歩いてリュギルに入国していた。

カヤテが挙式をしたケルレスカンを経由してリュギルの王都ケルマリオを目指す予定であった。


ケルマリオには訪れた事がない。

今までだったら何時もやる気の無い表情のシンカにどの様な街か、名産や文化などを尋ねるのだろう。


「………寂しいですね……」


とても寂しい。

ナウラは歩きながら小さく呟いた。


道に現れた豚鬼3体を葬ると斧の血を落とし先に進んだ。

ナウラの鋭敏化された嗅覚に火の匂いが届いた。

人だ。その集団が南で休憩でもしているのだろう。


道をそのまま行くか、森を抜けるかナウラは迷った。

道を歩き集団の中を通っても良い事はないと判断して森を進もうとした。


ふと、先に続く細い坂道を見上げた。


見上げた理由は特にない。強いて言えば何か気になったからであった。


晴天の下に伸びる坂道の頂上に誰かが立っていた。


坂の上、雨上がりの晴れきった空。しかしぽつんと丸く白い雲が一つだけ浮かんだその下に。


老婆であった。


老婆は見窄らしい身なりをしていた。

老婆が1人で町から遠く離れた道を歩くなどあり得ない。

人の集団の一員なのだろう。


視線を切ろうとすると、老婆はナウラに向けて手を振った。

こちらに来いと言う様に。


無視しても良かったが、なんと無しにナウラは老婆に向けて歩き出した。


道が1度くねり道が森に遮られた。

視界が戻るとそこには既に老婆の姿は無かった。

人の集団に戻ったのだろう。


意図は分からなかったがナウラはそのまま道を辿った。


坂を登り切った先、眼下に大きな商隊が休息を取っていた。

雨上がりに不用意に進んでも車輪が泥濘に嵌る可能性もある。

ある程度時間を置くつもりなのだろう。


老婆の姿はぱっと見見当たらなかった。


ナウラは口布を直し外套の前を合わせて体を隠し笠を目深に被り直した。


女だと分かると無用な争いに巻き込まれる可能性がある。

シンカと旅をしていれば何があっても絶対に助けてもらえると言う安心感があったが、今は1人だ。


シンカ。


あの更地の光景を今でも夢に見る。


どれ程辛かったか。どれほど苦しかったか。


1人で戦い続ける彼を思う。


何を思っていたのか。


軈て災厄の王が全てを滅ぼしたとしても、ナウラは最後の瞬間までシンカと寄り添っていたかった。


きっとそんなナウラの思いをシンカには分かっていただろう。

それでもシンカはこの道を選んだ。


勝手だ。


涙を堪えて歩き続ける。


もう涙を堪える事にも慣れた。


商隊を通過しようと歩み寄る。

人間が皆ナウラに視線を注いでいた。


「もし、良ければ薬を売っては貰えないか?」


男に声をかけられる。

小太りの商人だ。

街中では薬師組合を通さねば薬を買う事はできないが、町から出ればその限りでは無い。

褒められた行為では無いがやむを得ない場合も多いし、規制する事も出来ない。


ナウラは女だと露見するのを避けて手振りで要件を促した。

顔や髪を隠し、身体をすっぽり外套で覆ってしまえば背の高いナウラは女とは見られない。


手振りで話しを聞き出せば、商隊は少し前に竜の群れに襲われて数人の怪我人を出したとの事であった。


竜の群れに襲われて数名の怪我人で済んだ事は奇跡的と言えた。


ナウラは頷き無言で患者の元に向かった。


怪我人は6人だった。

皆荷台の上で呻き声を上げていた。

血の匂いが漂う。


いや、1人からは血の匂いを感じなかった。

しかしその身体は酷いものであった。


目が見えないのだろう。

布切れを両目に巻いていた。


両手も失ったのか袖が結ばれている。

脚も片脚が木製の簡素な義足であった。


火傷で肌は爛れ、頭髪も半分が失われていた。


腕が無いため体を清める事が出来ないだろう。

酷い悪臭を放っていた。


「そんな目を向けてやるな。この人が俺達を守ってくれなかったら沢山竜に喰われてたんだ」


「俺の怪我が治ったら身体清めてやるからよ!」


その無惨な姿の者は周りの男達に好かれているようであった。


怪我人の言葉を聞いて男は口角だけで笑った。

そして口を開いた。


「……心配を掛けたな、ナウラ」


嗄れ掠れた小さな声にナウラは硬直した。


「お前から貰った指輪、無くしてしまった。すまない」


ナウラは口を鯉のように暫く開閉していた。


「………指輪は、ヴィーが腕ごと拾いました……」


漸く口に出た言葉はそんな仕様のない物だった。


「お前の事だ。どうせ沢山泣いたのだろう?……なんとか生き残る事が出来たのだ。許してくれ」


ナウラは覚えている。


ナウラ達は里を出る伴侶と約束をした。


必ず帰って来いと。


両手を失い、片脚を失い、目を失い。

それでも彼は牛鬼から逃れ、山を降り、不自由な身体で少しづつ北へと向かっていたのだ。


約束を守る為に。


ナウラは装備をかなぐり捨てた。


頭の中はぐちゃぐちゃで言葉も何も無かった。


ただ抱きついた。


小さくなってしまった彼の身体を抱き、人目も憚らず声を上げる。


臭いなど気にならない。

涙はとうに両の眼から溢れ出ていた。

滂沱していた。


「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」


ナウラの普段はあまり変わらぬ表情がくしゃくしゃに歪み大きく口を開きながら言葉に出来るほど纏まっていない感情を泣き声として発露していた。


産まれたての赤子は己の存在を世界に刻み込むかの如く産声を上げる。


ナウラのそれも同じ様だった。その喜びを地に、空に、風に、木々に刻み込む様に声を上げた。


泣き声を上げた。


空は晴れていて高く澄んでいた。


悠々と鳥が翼を広げて飛んでいる。


青々とした森はどこまでも続きうねる道が細く伸びる。


「お前は本当によく泣くな」


シンカが約束を守って帰ってきた。


世界は広い。森は深く生きる事は難しい。


人は狭い土地を巡り争い合う。

抵抗すれど大切な物が簡単に失われて行く。


だからこそ本当に大切なものを見極めなければならない。


両手に抱えきれない程のものは、本当は必要ないのだ。


欲しい物は一つだけだ。


愛する者が、家族がいれば他には何も要らない。


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罔象の杜 またんご8 @matango8

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