② 字下げのまとめ・三点リーダー&ダッシュの疑問

 どうも執筆歴三ヶ月の初心者アマチュアラノベ執筆家三上仁詩季みかみにしきです。

 突然ですが初心者アマチュアラノベ執筆家って長いし言い辛いですね。

 何か格好いい言い回しとか無いものでしょうか?


 ◇


 このエピソードを執筆しながら現在進行系で考えてみたのですが、ペーパードライバーに習って、『ペーパーラノベライター』なんてどうでしょうか?

 直訳してみると、もしくは

 すごい! WEB公開しかしてないのにまるで書籍化作家の様に聞こえる! 音だけ聞いたら『かみのラノベさっか』、最早大御所気取りですね。


 そんな訳で正しい言い回しがわからないので、誰か格好いい自己紹介考えるの手伝ってください。


 さて、前回の話題、『改行した後の行頭一字下げインデントについて』ですが、皆様から多数のコメントと、温かい応援を頂きました。誠にありがとうございます。

 まず、あの後調べたら字下げの事をインデントというらしいですね。厨二心をくすぐられる格好いい横文字です。


『とある行頭の一字下げインデント』 格好いいですね。


 はい……この作品はとりあえず頭に浮かんだ事を、何も考えずに文章化している為、話の脱線具合が酷いですね。

 話を戻しますが、前回のコメントにとても勉強になるコメントが載っておりましたので紹介させて頂きます。


 ~以下コメントより一部抜粋~

 印刷時の見た目の美しさと組版の楽さ、それに文字数を詰め込むために決まっていったものです。


 行頭に“「”が来る場合は、一字下げません。ベタ組みの活字の場合、“「”はマスの片方に寄っているので、下げなくてもスペースが空くからです。

 これは会話文でも、地の文でも同じ組版ルールです。



 なるほど! 「」(かぎ括弧)の後ろに文字が付いているかどうか、は問題では無く、あくまで印刷時の見栄えを気にしたルールな訳ですね。

 

 つまり前回の場合、行頭の文字が 「 ” ( 『 などの場合は、半角スペース分ほど隙間が空いている為、行頭の字下げは必要無いという事になりますね。

 


 正解例(タカシとカーちゃんの異世界就活より引用――)


(今日ぐらいネットカフェにでも泊まって、オンラインゲームに癒やされよう)

(明日から――明日からまた頑張ろう――)

「明日やろうは、バカやろう」という言葉を、昔どこかで聞いた覚えがある。

 今に思えばこの時の俺は、本当に馬鹿野郎だったのだろう。

 既に追い詰められていた。後が無い事を理解出来ていた。それでも、明日がある、明日から頑張ると、今日から逃げる行為を繰り返していた。


 こういう事ですね。なるほど、自分はWEB小説を書く際は、スマホユーザーを意識して、台詞の上下や通常の文章も適度に行間を空けているのですが、こうして紙媒体に寄せて詰めて書いてみると、綺麗に揃っているのがよく分かります。



 間違った例――


(今日ぐらいネットカフェにでも泊まって、オンラインゲームに癒やされよう)

(明日から――明日からまた頑張ろう――)

 「明日やろうは、バカやろう」という言葉を、昔どこかで聞いた覚えがある。

 今に思えばこの時の俺は、本当に馬鹿野郎だったのだろう。

 既に追い詰められていた。後が無い事を理解出来ていた。それでも、明日がある、明日から頑張ると、今日から逃げる行為を繰り返していた。


 こうして見比べてみると一目瞭然ですね。

 行頭の「」(かぎ括弧)を字下げしてしまうと、文字を詰めた時にそこだけ極端に凹んで見えて違和感を感じます。


 ◇


 という訳で、ここまで前回のお題、字下げのルールについてのおさらいでした。

 ここからは今回の疑問『…(三点リーダー)と―(ダッシュ)の使い方について』になります。


 まずは前回のおさらい。…(三点リーダー)と―(ダッシュ)のルールとは?


 ②

 …(三点リーダー)―(ダッシュ)は偶数個まとめて使う。


 例「わかりました…」(←✕) 

  「わかりました……」(←◯)


 つまり――こういう事ですね…………(やりたいだけ)


 更に三点リーダーの方にはもう一つ、‥(二点リーダー)や・・・(中点)を三つ並べて使わない。というルールもあります。


 ここまではまあ、殆どの皆さんはルールを守っているのでは無いでしょうか?

 そしてここからが筆者が、執筆、推敲するにあたって疑問に思った三点リーダーとダッシュの疑問になります。

 説明が難しいので今回は先に例題を載せましょう。



 例題1


 当の本人はというと……それはそれはもう、顔を真っ赤にして俯きながらプルプルと震えていた。そして――


「そ、そんな目で……私を見るなぁぁああああああああ!!」


 ――俺はこの異世界で二度目となる敬語を忘れたカー子の心の叫びを聞くのだった。


 例題2


 当の本人はというと……、それはそれはもう、顔を真っ赤にして俯きながらプルプルと震えていた。そして――。


「そ、そんな目で……、私を見るなぁぁああああああああ!!」


 ――、俺はこの異世界で二度目となる敬語を忘れたカー子の心の叫びを聞くのだった。


 違いはおわかりでしょうか?

 そう、三点リーダーとダッシュの後に句読点を付けるべきか否かです。


 これももしかしたら単なる好みの問題なのかもしれませんが、基本的な小説の書き方やルールを紹介しているサイトやエッセイ等を読んでみても答えが見つかりませんでした。

 また、上記のサイトで紹介されているような基礎的なルールを守った作品だけを見ても、この三点リーダーとダッシュの後に句読点を付けている作品と付けない作品が見受けられました。


 唯一見つかった回答がヤ◯ー知恵袋のこちらの回答↓

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1343613188

 

 ここでは質問者は余韻を出す為にこだわって使っている。

 質問者の友人はスマートじゃないから使うべきじゃないと否定している。

 回答者(自称、出版業界勤務)の方はどちらでもいい、ただし自分の中でルールを作り、作品内では統一させろ。というものでした。


 煮え切らないですね。モヤモヤします。


 ちなみに自分は、基本的には例題1の句読点は付けない派です。特に句点は絶対に使いません。

 極稀に文章の途中で溜めを作りたい――、そんな時に←みたいな感じで―(ダッシュ)と、(読点)の組み合わせだけ使う事があるといった具合でしょうか。

 少なくとも文末の――や……の後には。はつけないですね。


 さて、皆さんは三点リーダーとダッシュの後、意識されてますか?

 

 これが正しい答えだよ! という正解でも構いませんし、自分はこんな風にしてるよ! なんて拘りでも構いません。

 何かご意見、ご感想がありましたら、是非――お聞かせ頂きたいものです。


 それでは今日はこの辺で失礼いたします。皆様の執筆ライフに幸あれ――

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ラノベ初心者(の自分)が疑問に思ったライトノベルの執筆ルールあれこれ 三上仁詩季 @sera_tity

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