「やるかたなき」恋心は、時をこえて

絡みつくこの想いを断ち切りたいのだと、この呪縛から逃れたいのだと。
そう願う気持ちがより思いを強くしていく。
蔦はただ絡まるばかり。

それは平安の世も現代も変わらない。

現代高校生男子の身悶えるような想いを藤原定家の和歌によせて届けるこの作品。
「やるかたなき」恋心を味わいたい方に。