異端であろうと、それは確かに愛だった

人と同じ心を持ちながら、人とは違う形で生まれてきた『異形』の少年少女たち。
そんな異形の一人であるアンゼリカは、自分を捕らえていた檻から助けてくれたローガンと森の奥でひっそりと隠れて生活していた。
異形であるがために外には出られないアンゼリカ。それでもローガンがいれば幸せ。
そう思っていたアンゼリカの小さな世界を壊したのは、同じ異形であるルゥとウルソンとの出会い。
外の世界では異形が自由になるべく革命の計画を進めている。その事実をしったアンゼリカはローガンに小さな不信感を抱き始める。

マイノリティな人間や思考が描かれる作品。
他とは違うということは悪なのか、そう生まれることは罪なのか。
そう悩み苦しむ登場人物たちがたどり、選んだ結末を誰かが否定する権利はあるのか。
そう考えさせられる作品です。

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