きっと現代にも、まだ天狗はいる。

一話完結で、ストーリー構成も素晴らしく、読後はスッキリとしていて面白い作品です。


現代にもある、神隠しのような失踪事件。
もしかしたら人ならざる存在……天狗の仕業かもしれない。

古来から、山は信仰の対象。山に恐れを抱かなくなったのは、いつからか?
夜中に町を歩き回る妖怪達を信じなくなったのは、いつからか?


妖怪は、いなくなったわけじゃない。まだ、いる。
警戒心がなくなって平和ボケした人間を狙って虎視眈々と、姿を現す絶好の機会を狙っているだけなのだから。

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