和人の、どこまでも理性的で、自分本位な言動がクセになりました。「死がふたりを分かつまで、永遠に愛することを誓いますか?」 この問いに、大真面目に「はい!」と答えるような主人公だと思いました。 真摯に、全力に、永遠の愛のために奔走する和人。 まるで影のように……一度でも関わったら、二度と離れない。 そんなところが、個人的にはグッときました。 ひたむきな和人を少しでも応援した人は、ワタシと同じです。
狂人に他者を愛することができるのだろうか?答えは簡単で、愛することはできる。当然だろう。狂人も人なのだ。しかし、その答えには下記の但し書きを挿入しなければならない。ーーただし、狂人なりのやり方で。