もう月は見れないかもしれない。

やってきた男に小説家の主人公は、昔の思い出を語る。

古風な話し方は新鮮で面白く、彼の語る過去を聞き入ってしまう。

そう。本当に最後の最後まで、しっかりと。
気づいたとしても、終わりまで逃れることが出来ない。