そこから見える景色

とても悲しいお話でした。
「彼女」が言った言葉。主人公の悔い。
この年代の子たちが正解を導き出すのはあまりにも難しい……そもそも正解なんてないのかもしれない。
みんな迷いながら生きてるんだもの。

物語の中で「彼女」に起こった出来事に対し、直接的な表現を避けていて、丁寧な言葉で語られています。その1つ1つの言葉の丁寧さが、主人公の「彼女」に対する優しさのようにも感じられ、より悲しさを引き立たせていると感じました。
作者様の表現力の高さにいつも驚かされます。