鉛のメンタル対天然小悪魔


 極めて常識人な秋本と、彼をパパと慕う家出女子高生陽菜との同居生活を、丁寧な筆致で描くラブコメディ。

 秋本は、なんというか良くも悪くも普通の人。
 社会性も普通なら、倫理観も普通。
 当たり前の事を、当たり前に出来る、ちゃんとした大人の男。
 
 それに対する陽菜は、どこかネジが緩んでる印象がある。
 天然というか、男の情動を誘う小悪魔的な部分が大きい。
 一緒のベッドで寝たり。
 下着に白いワイシャツ羽織っただけの姿で馬乗りになったり。
 パンツの見える位置にわざとに立ったりと、考え得る様々な誘惑を仕掛けて来る。
 この小悪魔の誘惑を、秋本がどうかわし、あるいは受け止めるのかが、これから先の物語の眼目となるのであろう。

 是非とも完結して欲しいさくひんである。

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