【オペラ版】『ラグナロクの巫女　ヴォルヴァ』×『ヴァルキュリユルとフレイヤさま』

　冥府に沈みし巫女ヴォルヴァ、彼女は己を何者かが訪ねてくるのを予感し覚醒する。訪問者はヴォルヴァを巧みに煽り立てて未来を予見するように迫るのだった。
　さて一方で、オージンからの神命を拝してミズガルズに下ったフレイヤ。彼の女神は非業の死を遂げた乙女を妹神に迎え入れることで国づくりに盤石の体制を整えていた。フレイヤの秘術で妹神となった半神半人のヴァルキュリユルは母親代わりのフレイヤを大姉様と呼び、慕い、成長を遂げると同時にかたがたの得意とする分野で活躍を見せる。まさに神統国の守護姫神と呼ぶに相応しい目覚ましい働きぶりで屋台骨となっていた。統治されたる人々はフレイヤとヴァルキュリユルを国家の礎として崇め奉っている。
　その神統国の存在意義こそ来たるべきラグナロクに備えること。エインヘリャルを発掘…続きを読む