「飛びたない」って言っても、結局は飛ぶ男

影山三佐は、ブルーインパルス五番機の凄腕パイロットである。
本人は整備士になりたかったはずなのに、なぜかパイロットをしている不思議。
本人は嫁ちゃんのおにぎりを片手に「飛びたない、飛びたない」と言いながらも、嫁ちゃんのおにぎりを食べきると、ちゃんと空を飛ぶのである。
そしてついた渾名が、『シャウト』。
ちゃんと『シャドウ』というタックネームがあるはずなのに、なぜかブルーのメンバーやキーパーたちには『シャウト』と呼ばれてしまう不遇の人であるが、それは空を飛んでいても叫ぶ――シャウトしているせいでもあるのだ。
ある意味、自業自得である(笑)

そんな愉快な影山三佐は、出身基地である築城基地のマニアさんや地元の人たちに大変な人気者である。なんだかんだ言いながら、心優しきシャウトさんは、今日もおにぎり片手に叫びながら、観客に感動を与えるための空へと飛び立つ。


そんな素敵なシャウトさんを読んでみるといい。彼の言葉と行動は、笑いばかりである。