丁寧なせつなさ。

失う(捨てる)からこそ得られるものがある。
だ、なんて悲しいことだと思う。
でも、なぜでしょうか。人生にはそういう局面がたびたび起きてしまう。

大切なものを失ったとして、それより少しだけおおく、なにかを得られることができたなら。
そう願わずにはいられない。
ではそのサイズをどう測ることができるのでしょうか。
幸福と悲しみは、同席していることがあります。それをせつないと呼ぶのではないでしょうか。

丁寧なせつなさが、ここにあります。