教授とエロラノベ作家の「二足のわらじ」⁈

 卒業論文の相談をしに教授のもとを訪れた主人公が、そこでエロライトノベルの原稿を発見してしまう、という衝撃的な内容から物語は動き出す。
 主人公の担当教授は、気鋭の大学教授。専門は社会学で、メガネ男子。背が高く、穏和な性格で、女子学生に人気がある。
 主人公は真面目な学生。ラノベなどは読んだこともない。一見、堅物同士だが、その教授がなんとラノベ作家だった! しかもかなりエロい! そして絶望的なほどに、ペンネームにセンスがない!
 衝撃を受けつつも、その真面目さ故に卒論の指導を仰ぐ主人公だった。指導は真面目で、紹介された文献も社会学の文献だった(当たり前だが)。しかし、その教授の真面目な指導を受ければ受けるほど、主人公の中の疑問は膨らんでいく。
 何故、地位も名誉もお金もある大学教授(ついでに人気もある)が、エロラノベ作家になったのか?
 セクハラ寸前の教授との会話は泥沼化の様相を呈し、主人公の帰宅時間は大幅に遅れそうだった。
 まだ連載中という事ですが、主人公と同じく、何故大学教授がエロラノベに手を出したのか? について気になる展開です。
 是非、ご一読ください。

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