話自体はとてもおもしろく、想いの力でより強い力が出せると言う主人公が抜け殻状態から少しずつ弱った気持ちを持ち直していく感じは面白い
しかし、最初期のヒロインとも言える幼馴染はぶっちゃけ、主人公を思って別れたって形っぽいのは分かるけど、ハッキリ言ってコイツがヒロインとして戻る事は現時点では許容出来ない。
何かしら果てを目指すに足る確固たる理由が過去に無い限りは、夢と恋人を天秤に掛けて夢を取った様な奴をヒロインに立ち戻る様な展開は全く受け入れられない。
ぶっちゃけ、普通に冒険者として上を目指さなければいい話な上、場合によっては果てを目指すのを諦めて恋人と故郷に帰ればいいだけの話。
果てを目指す夢を諦められないが、恋人の安全の為に恋人との縁を断ち切って、しかも別に故郷に戻る様に促した訳でも無く、尚且つ自分を恨めとまで言った。
どう言う風に騙されたのかは欠片も興味は無いが、元鞘に戻れる可能性は無い形での芝居をした上で、冒険者を止める様なやり方をしたとも思えないのに目の前に自分を守る様に現れただけで会おうともせず塞ぎ込むだけとか割と私が嫌いなタイプのヒロイン上位です。
まぁ、主人公から見て寝取った男が脅した可能性も無くは無いけど、どちらにせよ他の仲間に相談もせずに自分だけで抱え込んで突き放す所か、恋人を捨てる選択を取った訳だからヒロインとしては論外に思う。
面白いけど、幼馴染がヒロインとして立ち戻りそうな感じの要素があったのがとても気になったので、わざわざ登録してまで感想を書いてみました。
題名の通り、恋人である幼馴染をいけ好かない天才野郎に奪われちゃった主人公。ところがどっこい!幼馴染を奪われまいと、鍛錬努力した結果、主人公には「力」が宿っていました!その「力」でばったばったと悪人どもをなぎ倒し、そこから生まれる救った女性との絆、戻ってくるかつての仲間たちとの信頼、そしてロマンス…
正直、強いだけの普通の剣士である幼馴染や天才野郎の所属する普通のグループより、「力」持ちの主人公やその他バランスのとれた絆あるメンバーのいるパーティのほうが強い。
まあ、それになんだ、美人で強くても普通の剣士の幼馴染より、美人で強くて将来性があって地位も「力」もある今のヒロインのほうが、その...ね....?
再開した時のユーリの反応や、過去話
から「あぁ、これは…」と切なくなりました。
ロージャが重傷を負ったことで、いつか自分を守って死んでしまうのではと
思い立ち。
「強くなればロージャを守れる」と思ったら、戦い方が間違ってると言われ。
(弱気になってるところをソルディグがつけこんだんだろうと思いますが)自分が
居なければ、村に帰り平和に暮らしてくれると思ってのロージャの元を去ったら
冒険を続けているロージャに出会って、結局彼を裏切り傷付けた後悔しか残らなかった。
これが真相なんじゃないかと思ってます。
寝取られ別れて終わりなんて悲しすぎる。
たまには取り戻す結末が見たい。
ちょうどいいモヤモヤがいいスパイスになってます。胃が痛むような心地もありつつ、支えてくれる仲間との絆で前を向ける清々しさもあったり。
かなりボロクソ言われている幼馴染ですが、一応過去編である程度の経緯は語られました。主人公視点でしかないので、隠れた真相があると信じたいですが……(”NTR済”とタグで明記されているのは、果たして……)
聖女の過去については賛否両論。読者層を考えれば仕方がないのかもしれないのですが、僕は大好きです。性器しか見てない人も中にはいるようですが、あぁいう境遇でこそ、愛がひときわ輝くと思います。
まだまだこれから色々な事がありそうですが、静かに見守っていきたいですね。
幼馴染のユーリさんが酷評されてますが、そもそも女性なんてのはフった男になんの未練もないし、感情に左右されやすいのは当然なので、男みたいに未練タラタラで、ただ長く一緒にいたってだけでいつまでも変わらずいれると思い込むのは、正直餓鬼っぽいなと。主人公がどうも優柔不断ですね。しかもユーリに代わってヒロインとなったのが性奴隷経験アリのガバマン聖女とか、今頃抜きゲーでも避ける要素だぞ。幼女はまぁどうでもいい。影薄いよね。子どもならではの依存を少女の恋心にすり替えるのはちょっとねぇ。
なんというか、話としては面白いんだろうけどヒロインの設定がなんか噛み合わない。惜しい。その一言。
あまり同世代のいない田舎で、それを恋愛と勘違いして共に旅立った幼馴染の二人。
当然、お互いの良いところしか見えていなかったのもあるし、狭い世界しか知らなかったのもあったのでしょう。
都会という広い世界に出て、男は愚直に女を信じて己を鍛えていたが、女は自分たちよりも少しだけデキる男に良い様に誘導されて身を任せてしまい、男を捨てた。
そんなところでしょうか?
現実として、いまどきの高校生くらいの恋愛によくありがちなパターンですね。
それでも男は、女に対する過去の自分の勘違いをいまだに引きずって・・・
でもようやく前を向いて歩み始めていく。
がんばれ!主人公!
あと10年もたてば、自分が女に対して持っていた勘違いにも気がつくでしょう(本当に正義感の強いなら二股なんてね・・・とか、決勝で間男が勝ったのは女の助力によるものだということを間男が知らないはずがない等・・・・)。
女のほうは、たかだか一国のトップでしかない男にフラフラ惑わされているくらいの浮気癖の持ち主。さらに他国などへ渡りデキる男がいればあっさり鞍替えするタイプだろうしね。
そんな女はとっとと忘れて、自分を支えてくれる人たちのために、前を向いて進んでほしいですね。
長年、付き合っていた彼女を優秀な男に寝取られた。
これは現実世界では凄くありふれてるし多少なりとも誰でも経験がある事だと思う。(まぁ関係清算してから他にうつれとも思うけれども)
それが、ファンタジー世界(多分中世)の倫理観や貞操観に当てはめるとアラ不思議。立派なクズな幼なじみに成りかわる。
けれども、それが特筆するところではなくて…
世界観や登場人物の年齢や時間経過などを明確にしない事で読み手によって様々な色のついた物語になっているところがこの小説の凄く引き込まれる所だと思う。
倫理観が現実に近ければ、幼なじみは普通の女性だし、貞操観念の強い世界観ならば……ってな感じで主人公の見方も、ヘタレか哀れに変わる。
読み手によって駄作にも良作にもなるのは全ての作品において共通だけれども、少なくとも私はこの作品を起点にして自分が想像した世界観は好きだと思う。
皆さまも一度、目にとめてみてはいかがでしょうか?