当たり前に持っていた価値観と、世界への違和感。その差異が新たな幕開けへ

十五歳。それは本来ならば自我の確立と共に自己の周囲に対しての疑問を抱き、反抗心を抱く年齢。
しかし、この世界は管理社会。世界の常識・価値観へ異を唱えることが禁じられている。いや、「考えること」すらあり得ない世界だ。

子供たちは番号で呼称され、自分の名を持たない。
そんな世界で違和感を抱いてしまった少年510番。本来ならば処理される存在。しかし、彼はその違和感を抱いたまま世界のためにほかの子供たちと共に人類の敵「獣魔」と戦うことを当たり前のこととして受け入れる。

常識と異常の狭間で揺れ動く中、その世界は少女との出会いで変革を迎える。

「この世界、ブッ壊してみない?」

さあ、この誘いに貴方ならどう答えますか?