確かな文面力に、リアリティーのある主人公

主人公は自らの汚い部分を蛾や蜘蛛と例える。
そしてヒロインのような美しい存在を蝶と例える。
自分の事を客観視している主人公の、狂気的とも言える行動と、艶めかしいエロスが妙なリアルさを生む作品です。