楽しそうなので、つい妄想してしまい(千文字まで減らすのが……)

名前:カタリーナ・カクヨム
通称:リナ
誕生日:3月5日
座右の銘:山高きが故に貴からず
紹介文:
天真爛漫な彼女は、ある時、母親から屋敷にある蔵の整理を頼まれていた。遊ぶ約束があると断ろうとしたが、『テストの点が悪かったら何でも言う事を聞きます』という証文をたてにとられてしまう。
しぶしぶ、掃除を開始した彼女だったが、持ち前の明るさと根性で、ほとんど整理を終えていた。
最後に奥の小さな木箱から、布がはみ出ているのに気付いた彼女は、それを直す為に、木箱を引っ張り出そうとした。

しかし、箱はなぜか取れなかった。
少し意地になった彼女と箱の戦いは、いつ終わるともしれないものだった。
永劫とも思えるその争い。
それは意外にあっけなく幕を閉じていた。

しりもちをつく彼女と宙を舞う箱。

放物線を描きながら、箱は蔵の入り口の方に飛んでいく。
やがて床に落ちた箱は、蓋が取れ、布と共に中からは一冊の本と、古い地図と鞄、そして小さな【トリ】のマスコットと共に羽飾りのついた腕輪のようなものが飛び散っていた。

お尻をさすりながら、飛び出したものを拾い集めていた彼女は、一冊の本に書かれていたのが、カクヨム学園創始者である、祖父の日記であることに気づいた。
おもむろに、その内容を読んでいく彼女。
そして最後のページにたどり着いた時、雷に打たれたような衝撃を受けていた。

「これまで集めた真理の言葉。これらはまだこの世界には早すぎた。時が来るまで、様々な物語に封印しておく。もし、人と人がつながる世界が訪れたなら、真理の言葉はきっと役に立つだろう。その時が来ることを願って、これを我が子孫に残す。【物語渡しの羽】と【トリ】は、所有者にふさわしければ、きっと答えてくれるだろう」
拾い集めていくうちに、不思議とそれが何かわかった彼女。
最後に【トリ】をつかんだ瞬間、いきなり【トリ】におこられた。

「ほんま、物は大事にせいっちゅうねん! ほんで、今度はどの物語を探すんや? あれ? おっさんが少年になりよった!」
それを聞いた瞬間、おもわず壁に向かって【トリ】を投げようとした彼女。
しかし、次の瞬間には【トリ】の懇願に耳を傾けていた。
「堪忍! 堪忍やで! 冗談や、冗談。わしは、案内役やで、大事にせんとあかんで。ちなみに、わしっていうても、鷲やないからな。間違えたらあかんで! ほな、いこか! 真理の言葉を集める旅や! まずは、そのじじいの日記やで!」
その瞬間、彼女の姿は忽然と日記の中に吸い込まれていった。

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