愛、というテーマに惹かれました

タイムリープして、想い人へと会いに行く。作品としては、SF的要素を盛り込んだ意欲作で、科学的な考察なども興味深く拝見させていただきました。

しかし、メインはなんといっても、ヒロインと、その想い人とのやりとりで、お互いが愛について語らうシーンは特に感動しました。
学生時代の淡い思い出と向き合う、心は成人しているヒロイン、という物語の設定を活かした独創的な展開が、それらをさらに印象深くしていると思います。
ラストについても、単純なケッカニ留まるのではなく、どこかほろ苦い風味を感じさせるもので、非常に共感することが出来ました。

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