おっぱいがいっぱい

おっぱいはなんだ。
古来、人は絵画や写真、物語に乗せてその問いかけを続けてきた。
数学者や物理学者が、科学的に分析しようとしてきた。
おしりだ、うなじだ、腰のくびれだ、脚だ。対抗しようとしてきた者たちも多くいる。
だが、厳然としてそこにある、おっぱい。
巨乳。
もはやそれに打ち勝つものはないのだ。重力が生み出す優雅で複雑な曲線が描く形状と数値化できない反発係数によってもたらされる手触り。すべての哺乳類が求めるおっぱい。
無敵の主人公が求めるのはそんな無敵のおっぱい。次はどんなおっぱいなのだろう。そして読者である我々は、主人公と共にそのおっぱいを崇拝するのだ。

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