この物語を読む全ての魔女たちへ

魔法使い、魔女、水晶魔女、魔女一族など、多分に幻想的な名詞が散りばめられ、一貫してそこを主軸とするハイファンタジー。傑作だと思います。

本作の柱にあるのは水晶魔女という聞き慣れない存在ですが、この「水晶魔女」の設定(寿命、記憶、サイクルなど)がとても秀逸で理に適っており、キャラとしてもアイデアとしても、とても引き込まれました。
作品としての装飾も出すぎず隠しすぎずの素敵な加減。
多くの魔女(読者)たちに読んで欲しい作品です。