君達の中にはソウルが住んでいる。擬人化ならぬ人格の擬魂化を描いた群像劇
- ★★★ Excellent!!!
この世界の人々には生まれながらに自分に寄り添う、正に魂で繋がった切っても切り離せぬパートナー「ソウル」が居た。
それは一人の中に二人の存在、様々な「主人」と「ソウル」達の繋がりが群像劇の形式で描かれた、文字通り魂に響く二人三脚の物語達――
「主人」と「ソウル」が切っても来れない絆で繋がるように、人と人の繋がりも、時として連鎖の如く繋がり絡み合う事で一つの物語を形成していく。
これは不登校の捻くれゲーマー少年レベルとそのソウルベリアル、彼等とその周囲の人々の魂の鎖で紡がれた群像劇――
毎回登場する個性的な「パートナー」達と、徐々に明かされていく人間関係の複雑さ、
加えて読み進むにつれて開示されていく唯一にして最大の設定「ソウル」の謎と物語の根幹。
果たして我々が生涯焦がれて、人生を掛けて見つけ出すに値する愛すべき隣人を、生まれながらに得て、そして生きる彼等はこの世界で何を想い、何処へ向かうのだろうか。
続きは是非作品の中で確認してみて下さい。
貴方にとってジョーカーになる物語がそこに潜んで待っています。