容赦なき魔女の理が美しい

かつて拾われた子であるロッタの盲目的な、執着ともいえる愛情に背筋が冷えます。
そして、その狂気がこの物語を美しくしています。

もちろん、魔女の生き様自体も恐ろしく描写されていました。
魔女は人間の命に対しては容赦がありません。
けれど、魔女であるマムは、どういうわけかロッタよりもずっと愛らし感じました。
その歪さが、この物語の味なのでしょう。

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