物語の設定や前置きの設定などはとても魅力的で引き込まれやすい。
そのため目にとまって読み始める人も多いのではないだろうか。
事実、出だしはとても面白い。
ただ、50話に到達する前くらいから主人公の日々の日記を
読んでいるような印象であり、本編ストーリーがほぼ進まなくなる。
最初の導入時にいたフレンドはどうなったんだろうか?
200話に到達しそうな今でも全く出現していない。
また、光魔晶石に関わり主人公が逃げた後、ギルドなどはどうなったのだろうか?
このようなその他の人物にスポットをあてた「閑話」を書くと、
主人公の日記集よりは、グっと面白くなるのではないだろうか。
まずは今後、本筋のストーリーが進んでいくことに期待したい。
内容がとても面白いと思いました。
ですがちょっと聞きたいのですが、
妖精の庭と妖精の門の話の中に
暫くの間、この風景に圧倒されて何も出来なかった。何も考えられなかった。何も言えなかった。
確かに、ここは妖精の庭と呼ぶに相応しい場所だろう。
仮に妖精がここにいなくても、存在しなくても、この場所はそう呼ぶ価値のある場所だ。
心からそう思う。
暫くして、ようやく心が落ち着いて冷静に周囲を見る事が出来るようになった。
ということが書かれていましたが、何も考えられなかった。何も言えなかった。とあるのに次の一文に、ここは妖精の庭と呼ぶのに相応しい場所だろう。と書いてあるのは矛盾があるのでは?と思いました。なぜなら、その後に『暫くして』から始まっているということは、それまでは何も考えられない時間が続いていて、その中で考えたことなのではないですか?その一文を読んだら主人公は『二重人格』か『並列思考』のアビリティを持っているのかな?と思ってしまいました。ここの部分の詳しい説明を教えて欲しいです。
長くなってすみません。
ですが一人のファンとして知っておきたかったのでご容赦ください。
応援してます。
『堅実de濃厚』
異世界転生の新しいカタチ?
GAME感の少ないファンタジー。
未知という言葉を、自分自身の内なる神秘にも・・・秘密の領域
辻褄と違和感の調和。本来の中世的異世界、ゴブリンの故郷。
古代遺跡から見る古代人とか、信仰があるのか神のみぞ知るとか
魔王は居るのか魔物?怪物?野獣。豊富?な希少アイテムレア感あるあるとか
後から後から出てくる必要性・・・話が膨らむ。
どれが重要なのか要注意人物なのか期待と意外感。この世界の広さが無限であるように思うのはなぜ?とても最果てまで行けないような。移動にしても食事にしても睡眠にしても、人が人として移動できる範囲で、情報も酒場から、ギルマス居るけど屋台のおやじの方が面白かったり・・・個性あるでも流せるモブモブ感
味のある村、町、ダンジョン、森。どこにでもある世界。でも繋がってる。
もしかして、自分にも出来るのでは異世界探索。自分探しの旅とか・・・
何者かに導かれ、主人公たちは異世界へ。しかし、いざ旅立ちというその瞬間、彼は気付きます。「いや、ちょっと待て。何かがおかしい。」と。冷静になれば次々と浮かんでくる疑念、違和感、そして明らかになる不自然さ。しかし、仲間達にそれを説明する時間はなく。かくして主人公は独り、「何者か」のシナリオを外れて動き出します。
まずは、生きること、暮らすこと。異世界英雄譚ではすっぽり抜け落ちてしまう、本来当たり前のことを頑張る主人公。基本的に慎重で、そして地味。それなのに描写は生き生きとして退屈させず、生活感溢れる異世界の日々をテンポよく読ませます。そして時折訪れる大きなトラブルは主人公の旅の転換点となり、物語をまた次のステージへと誘うのです。
なお、いきなり街のヒーローとか、救世主とか、そういうのは無しの方向で。ご都合無し、ハーレム無し、そもそもヒーローじゃないですし。ただコツコツと、日々を着実に、堅実に。これは、あるいは英雄譚の登場人物であったかもしれない主人公が、レールを外れて歩き出す、地に足のついた冒険譚。用意された列車の窓からは決して見えない景色、その足で歩くからこそ見える世界を、どうぞお楽しみください。