Secret 014 餅がぷう

 Secret 014 餅がぷう


「ああ、この 『class』の前の『>』がいけない 。なんで、こんなミスをしたのかな?」


「倉橋さんらしいね。くす」


 私は、頬の餅をふくらませた。


「気が付いたら直せばいいんだもん。お子ちゃま扱いは恥ずかしいわ」


 ――――――――――――――――<index>

 <img src="wa01.png" alt="新商品紹介のイメージ画像" class="infoimg_index">

 <img src="wa02.png" alt="展示会への出展のイメージ画像" class="infoimg_index">

 <img src="wa03.png" alt="カタログご案内のイメージ画像" class="infoimg_index">


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 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md041.jpg)


「倉橋さん、まだ問題は残っているようだね」


 室生さんが、画像を指さした。左に寄ったのは、一番上のだけで、後は滞っている。


「はい。室生さん。ちょこっと直してもちょこっと問題が発生する。その繰り返しなんですよ」


「はは。それも楽しめればいいけれどもね」


 シトラスの香りが優しくふんわりと応援してくれる。


「がんばりますよ。ここまでは直さないと、中途半端ですからね」


「そうだな」


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  ・・・・・・・・・・■

  ・・・・・・・■

  ・・・・・■

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 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md042.jpg)


 もしかしたら、項目ごとの文字数が足りないのかも知れない。これに見出しをつけても、情報不足だったり、読みごたえがなかったりするだろう。


「室生さん。文章を変えますね」


「はい、OK」


「最初、食器のご案内です。人気を博しているぐりっぷスプーンに新色が登場しました。春らしい桜色と萌えるような緑です。さじの先が曲がっており、握り手の太さが丁度よく、握力が少なくても使いやすいものです。


「このNEWを変えます」


 食器のご案内です。人気を博している『ぐりっぷスプーン』に新色が登場しました。春らしい桜色と萌えるような緑です。さじの先が曲がっており、握り手の太さが丁度よく、握力が少なくても使いやすいものです。 そして、あわせてお使いいただきたいのは、お皿の片側に深いカーブのついた『でぃーぷサラ』です。こちらも『ぐりっぷスプーン』にあわせて新色の桜色と緑色を新しく配し、お皿の一番底には、弊社のマスコット『ましろちゃん』が登場しますので、お食事後にお楽しみいただけます。新しい季節の贈り物にもどうぞ。どの商品にも弊社の保証がついております。


「次ね」


 東京都の都営マロ線水道橋駅から徒歩三分の所に自助具の展示場があります。是非、食器の使いやすさや、靴の履き心地を体験なさってください。車いすなどもございます。


「この展示場への案内を変えます」


 東京都にある都営マロ線水道橋駅北口を出て、左へ曲がり、徒歩三分の所に弊社、『マシロデザインカンパニー福祉部自助具展示場』があります。是非、新しい食器の使いやすさや、『シューズころばない』などの靴の履き心地を体験なさってください。自由にお手に取れます。ぐりっぷスプーン以外にもカーブの深い『まがれスプーン』や『車いす』などもございます。床ずれに配慮した、『えあーバウンド車いす』は、現在、多くのご予約をいただいております。ご購入の方には、『ましろちゃんエコバッグ』を差し上げております。


「ついでに、こちらも見直しだわ」


 下記の電話番号、FAX、メールでお届け先をお伝えくださいますと、マシロデザインカンパニー2019年春号をお届けさせていただきます。遠方の方、又、ギフトにもどうぞお申しつけください。

 XX-XXXX-XXXX<br>

 mashiro_design@xxxxxx.co.jp<br>


「悪くはないんだけれどもね」


 お届け先をお伝えくださいますと、『家が明るくなる・マシロデザインカンパニー☆カタログ・2019年春号』をお届けさせていただきます。これからのシーズンにいかがですか。遠方の方、又、ギフトにもどうぞお申しつけください。弊社のマスコット『ましろちゃんグッズ』もプレゼントしますので、お楽しみにしてください。

 電話番号、FAX、XX-XXXX-XXXX<br>

 メール mashiro_design@xxxxxx.co.jp<br><br>


 あら、『しますので、お楽しみにしてください。』の後に<br>がないわ。直しましょう。

 今度は何かしら?『電話番号、FAX、XX-XXXX-XXXX<br>』の『、』に違和感があるわ。『電話番号・FAX:XX-XXXX-XXXX<br>』に直して、これで―。


「あらあら。お楽しみにしてください。の前に<br>がないわ。サクサク直すべし!」


「どうだー! ぽちっとな!」


「何がー?」


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  ・・・・・・・・■

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 こんな感じです。

(http://uhi.sa-suke.com/md043.jpg)


「メニューが、太字じゃなくなったわね」

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 <ul id="menu">

 <b>

 <li><a href="index.html">ホーム</a></li>

 <li><a href="product.html">製品紹介</a></li>

 <li><a href="profile.html">会社案内</a></li>

 <li><a href="contact.html">お問合せ</a></li>

 </b>


 ――――――――――――――――

 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md043.jpg)

 

 ――――――――――――――――  

 <!-- メインメニュー -->

 <ul id="menu">

 <li><a href="index.html"><b>ホーム</b></a></li>

 <li><a href="product.html"><b>製品紹介</b></a></li>

 <li><a href="profile.html"><b>会社案内</b></a></li>

 <li><a href="contact.html"><b>お問合せ</b></a></li>

 </ul>


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 参照

(http://uhi.sa-suke.com/md044.jpg)


「あら、変わらない。CSSでするのかな? それでは、index.htmlの『b』をとって」


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 ul#menu {width:960px; height:60px; /*メインメニュー部分の幅と高さ*/

 margin:0px 20px; /*上下マージン0px、左右マージン20px*/

 font-weight:bold; /*太字じじいーさん*/


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「あ、『太字じじいーさん』意味なし。消すか。『MS Pゴシック』、あ、これもダメだ。『明朝』は頼りないしなあ。というか、基本を間違っていないかなあ?」


 あ、直ぐ近くにシトラスが……。シトラスの香りがふんわりと。


「何を困っているの?」


「え? えーと。え? あ?」


 顔が近いです。近すぎですよ、室生天結さん……!


「可愛いお餅だね――」


 頬がしっとりとするのが分かる。

 室生さんの唇のあたたかさにかき混ぜられるように涙が冷たく広がっていくのも。

 故郷、十和田湖の冷たい夏を思い出した。

 そこで初恋の名前も言えない先生が引率したスケッチ旅行があったな。

 でも、今、その想い出もかきむしられた――。


「私……。私、そんなに安い女じゃありませんから……!」

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