Secret 015 たたき売りの派遣

 Secret 015 たたき売りの派遣 


 私は、がつがつとバッグに荷物を詰め込んだ。帰る! こんな気持ちで、室生さんと一緒にいられないわ!


「あ、ライトはそこで、鍵は警備員さんに声を掛けてください。ここにはもう誰もいなくなりますから。さようなら」


 私は、どれ程怒っていたのだろうか? 大体、好意的な室生さんのことを多少なりとも好きではなかったのか? まだ、腹の虫がおさまらない。私の別れの言葉は、刺々しかった。苛々していた。


「あ、お月さまがきたようだわ……」


 急ぎ、化粧室で手当てをする。――ああ。だからかな? 無駄に怒りすぎたかも知れない。大抵はお月さまの前の苛立ちは、感じ取れない。不定期ながらもやってくるお月さまに振り回されるのは、自分だ。それに、それ程悪いことではなくても八つ当たりしてしまってから気が付く。


「大人とは思えない行いね。大人失格症候群だわ」


 ちょっと、強めの自分の香りが気になって、手首の内側に、パフュームをつんとさせる。


「謝った方がいいかな? 室生さんはまだ帰宅していないだろうし」


 化粧室から周囲をうかがってみた。


「誰かいたら、怖いわね」


 ん? 声が聞こえる……。


「だから、さっきも会議で決まりましたわ。この件は極秘裏に室生天結室長に任せておけばいいのですよ。真白社長」


「小雪秘書。大変なことに、ネットで拡散されているという噂を耳にした」


「それはデマカセですと、記者会見を開きましょう。私も隣で真白社長を全面的にサポートいたします」


「なんと。では、ことは大げさになり、我が社、マシロデザインカンパニーはここでお終いではないか?」


「真白社長、お母様の真白すずな様は、今は中央病院に?」


 カタ。


「誰だ! そこにいるのは?」


 きゃー。何てシーンに出くわしちゃったのだろう? 


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 お知らせとご相談です。


 ・物語を進めて行くことはできます。

 ・ただ、ホームページの制作を今後も進めていくのかということです。

  あまり、いい感じではないのですが。

  ホームページの完成までは、あと一息なのですよね。


 是非、ご意見をお寄せください。


  ましろ こゆき🌼

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