Secret 010 右に左に揺れます
Secret 010 右に左に揺れます
「いやあ、『mnX.png』が、Xに1から10まで入ってくるとは思わなかったな。今度は、せめて二桁は用意しよう」
そこで、実際に使う、『mn9.png』を『mn09.png』に、名称を変更しよう。そして、該当箇所のCSSを直します。
――――――――――――――――
background-image:url(mn09.png); /*背景画像に白50%草を指定*/
――――――――――――――――
変化がなければOKっと。
「ではでは。ページ全体の色を指定します。無難に薄い緑色かな? あら、ハニーデューですって。いいかもー!」
――――――――――――――――<style>
body {
background-color:#f0fff0; /*内容全体の背景色をハニーデューにする*/
――――――――――――――――
それから、全体に『div』要素で囲みたいですね。
また、分からなくならないように、というか分かりやすいように、コメントを<!-- XX -->で記述しておきたいです。何より私が分からない。でも、室生さんや蕾音さんなら分かると思う。いつ島流しになるのか分からない派遣社員なので、これ位の気配りはないとね。え? 私そんなに偉そうじゃないよ。
――――――――――――――――<index>
<body>
<div id="pagebody">
<!-- ヘッダ -->
<h1>マシロデザインカンパニー</h1>
<!-- メインメニュー -->
・
・
<!-- インフォメーション -->
<h2>新着情報</h2>
・
・
<!-- フッタ -->
<small>Copyright © マシロデザインカンパニー All Rights Reserved.</small>
</div>
</body>
――――――――――――――――
参照
(http://uhi.sa-suke.com/md027.jpg)
「うわあ、手前味噌なりよ。ハニーデューが綺麗ね。組み合わせにもいいみたい。メニューの画像のときみたいに孤軍奮闘しないで済むわ」
それに、説明の『!-- フッタ --』とかは、上手く隠れているようね。
――――――――――――――――
div#pagebody {
width:1000px; margin:0 auto; /*内容全体をセンタリング*/
――――――――――――――――
================
┃ ■■■■┃
================
参照
(http://uhi.sa-suke.com/md028jpg)
折角、『div』で囲ったのだから、その全体を幅、1000pxにして、センタリングしましょう。うーん、まんだみゅ。大きなハニーデューのセンタリングに成功しました。
昨今では、大きい画面も好まれますしね。昔のニフティーサーブのときは、重たいとの苦情が多くて画像を小さくマウスで描いていましたが、いまや、小さいからおおきくしてとかよく仰られます。時代を知らないんだな。
しかし、メニューが全体揃って、右向けー右になってしまったわ。
「と、言う訳で、ばばーん」
「きゃあ! 何事かとおもうじゃない。倉橋さん」
「ごめんなさい」
さっきまで、会社中の人々がいなかったもので、自由になり過ぎたわ。
さてさて、次のお仕事は、危険な作業だわ。『* {}』を使って、いっそ全要素のマージンもパディングもなくしてしまいましょう。
――――――――――――――――
@charset "UTF-8";
/*============================================
全般的なスタイル
============================================*/
* {
margin:0; padding:0; /*全要素のマージン・パディングをリセット*/
}
body {
――――――――――――――――
参照
(http://uhi.sa-suke.com/029.jpg)
================
┃■■■■ ┃
================
ぐああああーん。ぎっちぎちの行間になっているわ。しかも、メニューが左よりだから、それをマージンで設定し直そう。
(1000px-960)÷2=20だから、左右マージン20pxで、上下は0pxにしますね。上手くいくかな?
――――――――――――――――
ul#menu {
width:960px; height:50px; /*メインメニュー部分の幅と高さ*/
margin:0px 20px; /*上下マージン0px、左右マージン20px*/
}
――――――――――――――――
================
┃ ■■■■ ┃
================
参照
(http://uhi.sa-suke.com/md030.jpg)
おおー。まあまあじゃないの。次は、背景画像ね。ちょこちょこっと描いて、メールに添付して、会社に送信ですよ。
「倉橋さん、コーヒールームへ行ってきます」
「はい。分かりました」
とても疲れているような室生蕾音さん、ツンツンも落ち着いたのかしら?
私よりも若いのに、会社のマドンナとか言われたりしても特別扱いを嫌う気概のあるところがあると思う。
先程の会議は、もしかして、兄の室生天結さんと何かあったの? 気兼ねなく話して欲しいなあ。そうね、心の扉を開けて。まあ、出会ったばかりだから、仕方がないか。
「あの……。私のちょっとコーヒーブレイクしたいと思っていたの」
冷たい表情で、「別に」とだけ蕾音さんは呟いた。
ああ、一人にして欲しいのですね。分かりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます