山陰に住んでいるので、妙にリアルでした…途中、怖い場面も多かったですが、最後まで読むと、不思議と怖さがなくなりました!何度も読み返すと、また違った面白さが出てくると思いました!
物語を読み進めていくうちに、しっかりと惹き込まれていく。また、「人間の闇」というべきか、その様な、人の変化の仕方を文字で表すのが、天才的だと感じました。読み終えた後には、全てのピース…続きを読む
由緒正しい神社のある港町。そこでは、海から来た神が祀られていた。神は、春分の夜に呼び寄せられ、冬至の夜に送り返された。しかしこの二つの夜、町民は決して外へ出なかった。もし外へ出たら、祟りがあるからだ…続きを読む
和風ホラーの長所とも呼べる、空気感・少しずつ迫る恐怖・暗闇などの要素が、見事に調和しています。その怖さは、まるでこの小説を読んでいる私たちにまで迫ってくるような気配すら感じてしまいます。日本独特…続きを読む
終始、暗闇の気配、息遣い、蠢く得体の知れない恐怖を感じながら読み進めました。その黒々と深い闇の遥か向こうに響き続ける怒濤が、読後も身体の芯で波頭を立てているようで、ざわざわとした余韻があります。美…続きを読む
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