短編ながら、興味が湧くようなシチュエーションと深まる謎、そしてどんでん返しが見事です。読んでいて楽しいです。
テーマはよくあるものですが、語り口が上手で引き込まれました。素直に面白いと思える良作では。
『人間判定』背筋がひやりとする依頼を受け、主人公の少年が六人の判定に挑む。人間とは、という非常に観念的な問題を読者にも深く思考させる作品。
優しい声に呼ばれて目を覚ました「僕」ことユーリは、メトロポリス・アルファの管理者にタスクを課された。管理者が紹介する住人が人間なのか人間ではないのか、二者択一の判定をすること。それがユーリの…続きを読む
お見事、の一言です。徐々に狭められている人間とそれ以外の境界線。最後に待つものは? いい意味で予想を裏切るそのラストに、思わず鳥肌が立ちました。未来が怖くなる……そんな一作です。さらに「人とは何…続きを読む
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