短編ながら、興味が湧くようなシチュエーションと深まる謎、そしてどんでん返しが見事です。読んでいて楽しいです。
哲学とSFの相性が良いのは、SFが、いわゆる思考実験に含まれているからではないだろうか?ユートピアとディストピアは紙一重だと言われいるが、ユートピアに生きる主人公は人間なのだろうか?最後まで読ん…続きを読む
良く出来た作品。奥深いテーマを扱っているものの、最後の捻りが軽妙な作品に仕上げています。理想の桃源郷に住まうと、作者が描いている通り、解脱したがる人間も続出するだろうな、と首肯してしまいます。あん…続きを読む
テーマはよくあるものですが、語り口が上手で引き込まれました。素直に面白いと思える良作では。
話は基本的に主人公が対象を人間か人間でないかを判定することで進んでいきます。もちろんそれだけで終わるわけはないですね……。どこまでが人間か、だれが人間、どのように人間か、どちらが人間か、――何が…続きを読む
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