カードゲーム漫画はご都合主義で苦手派の人にオススメ

架空のゲーム、『エグゾドライブ』を遊ぶ話です。
カードゲームのデッキ構築のように、複数の『メモリ』を組み合わせてデッキを組んで戦います。
架空ゲームものはピンチになると突然『ピンポイントで役立つ新カード』が出たりします。
そういうのに「ご都合主義を感じる。もっとどんなカードがあるのか開示情報になってる実在カードもののが良い」って思ったことはありませんか?

エグゾドライブでは4つのメモリでデッキを組みます。
そのうち3つは公開情報ですが1つはシークレット。作中人物にも、読者にも伏せられます。
当然、逆転劇の多くはシークレットによりなされます。
このシークレットに「単なるポッと出のピンポイントメタ」ではなくそれまでのシーンで既に出てきたメモリが使われます。
ご都合主義の新カードでなく、
確かにそのピースは公開されているのです。

架空のゲームでありながら実在ゲームものの文脈で組み立てられた構成の巧みさと、
それだけに頼ることなく文体の面白さ、熱さ、胡乱な発想でデコレーションされた傑作です。

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