なんだろう。この懐かしさは。読み終えた途端、俺の頬を流れたのは一滴の雫。温かい。本能的に、そして感情的に、また情熱的にそう感じさせてくれたこの作品は、ただ一言で「秀逸」。それ以外の言葉が見当たらない。俺は、止まらぬ愛の中でこの文字を紡ぐ。これは、喜びか? いや衝動だ。この全身を駆け抜ける爽快感、鼓動を高鳴らせる臨場感、その全てが俺をここまで連れてきた。「戦乙女(ヴァルキリー)」の凛々しき戦道に誉あれ!重ねて、作者の巧みなる執筆道に幸あれ!!そして、最後に言っておく。止まるんじゃねぇぞ……。
何の取り柄もない普通の高校生の私には、この作品は刺激が強すぎました。一文字一文字読み進めていく度に全身に新鮮な衝撃が迸り、内に眠る熱き魂の波動が燃え上がるのを感じました。この疾走感のままにどこまでも駆けていきたい、この感動を世界の中心で叫びたい、この情熱を燃料に韋駄天の如くどこまでも、どこまでも突き進んでいきたい。儚くも鮮烈な興奮の一時をこんな私に与えてくれた作者様に一際の感謝を。
成人してかなり経つのですが、心の最奥地に閉ざされた「中二心」が、長い眠りから解き放たれるようでした。続編をとても読みたいという気持ちになりました。作者様の益々のご健勝をお祈りします。
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