剣道部と新選組!

幕末、激動の時代にタイムスリップしてしまった剣道部員の物語。
あの「新選組」と剣道部員が関わるという事で、物語としては複雑です。

新選組と関わるだけ、歴史観光のようなものではありません。
タイムスリップした五人はいずれも『現代の剣道』『幕末よりも洗練された剣道』を知っています。
未来から来た、という事実。
これが予想だにしない魅力を生んでいます。
また、剣道部の人柄にも注目です。

色々な魅力を感じる作品でした。
私は穿った視点で、『よくある時代劇』『有名な新選組、歴史上の人物を出して喜んでいるだけ』と思いたかったのですが………。
読み終わってみると、見事な作品でした。

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