タイトル。吸い寄せられる力がありました。いろんなキャラクターとの絡みがコミカルになり。勇者の冷静な視点がまた、……いいです。
ふざけたプレイヤーにふざけた名前をつけられ弄ばれるゲーム世界のプレイヤーキャラクターのお話。もう、主人公の名前が出てくる度に爆笑。生真面目で突き放したような語り口がよけいに可笑しい。作者の突出した文章力、表現力が、無駄に効果的に発揮されている。短い作品なので、ぜひたくさんの人に読んで欲しい。オススメできる。最後に。ラストシーンの『彼』と『この世界』が、ゲームのくびきから解き放たれ、動き出してしまう展開が、かなり本気で見てみたい!!