未来に託して、愛する妻は手紙を送る。一歩ずつ思いが繋がり、歩み始める。

切なくて、痛くて、それでいて届いて欲しいやり切れない思い。主人公のこれから生きる道と紡ぐ物語に必ず涙するでしょう。

どんなに愛していても、どんなに生きようとも必ず別れはやってくる。

そんな気持ちが文章から伝わるのは、きっと作者様が主人公や物語と向き合ってこそかと感じました。

大人と言えば大人向けの物語ですが、人生を歩めば歩むほど、不思議な奇跡は稀に起きるもの。

愛した妻へ届けたい思い。
託したい感情や沢山の色がこの物語に詰まっています。

手紙。
それは未来に託していける羽であり、心そのものだ。

生きることは、凄く素敵なことで。
また死んでしまっても、人が人を繋ぎ止め、必ず歩む道を作り出す。

一歩ずつ、頑張ってほしい。
そんな応援したくなる作品でした!

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